オリンピック陸上選手タイソン・ゲイ、15歳の娘トリニティが銃撃戦に巻き込まれて死亡

アメリカ代表の陸上選手として、北京、ロンドン、リオデジャネイロと三大会連続でオリンピックに出場したタイソン・ゲイ(34)の娘が、銃撃戦に巻き込まれて死亡した。15歳だった。

タイソンの娘トリニティは、父親と同じく陸上の短距離選手として、高校で活躍。現地時間10月16日早朝、地元ケンタッキー州レキシントンにて、銃撃事件に巻き込まれて死去したことを、米TMZが伝えている。

同メディアによれば、事件が発生したのは、レキシントンにあるレストランの駐車場。2台の車の間で起きた銃撃戦に巻き込まれ、トリニティは首を撃たれたとのこと。地元警察の発表によれば、彼女は事件を起こしたいずれの車内にもおらず、巻き込まれただけという見方をしているようだ。撃たれた後、彼女はすぐさま近隣の病院へ搬送されたが、およそ1時間あまりで死亡が確認されたという。

事件の報を受け、タイソンはすぐさまケンタッキーへ帰郷。地元ニュースの取材に対し、「娘は何もしていないのに。秋休みで、先週に帰ってきたばかりだった。何が起きたのか、まったくわからない」と答えたという。

警察は銃撃戦を起こした2台の車のうち、1台を確保しており、2名の容疑者を取り調べ中とのこと。現時点では逮捕者はまだ出ておらず、もう1台に関しては捜索中だという。