「ウォーキング・デッド」出演者は誰が死ぬかを１年前に知っていた！ 驚きのネタバレ対策を明かす[ネタバレ]

※この記事には「ウォーキング・デッド」シーズン7のネタバレが含まれています。



「ウォーキング・デッド」の出演者たちがネタバレを防ぐために大胆な“ウソ”をついていたことが出演者の証言でわかった。米Hollywood Reporterが伝えている。

今年4月に放送された「ウォーキング・デッド」シーズン6の最終話「悪魔の口笛(原題:Last Day On Earth)」は、敵のリーダーであるニーガン(演:ジェフリー・ディーン・モーガン)がリックたちを捕まえ、そのうち誰かを殺すと宣言したところで幕を閉じた。放送が終わるやいなや、「誰が死ぬのか?」ということが大きな話題を呼び、その謎が明かされるシーズン7の第1話に期待が高まっていた。

「ウォーキング・デッド」の出演者たちはこの謎についての質問攻めに合うことになったが、そのたびに「僕たちも知らないんだよ」と発言しネタバレを防いできた。しかし、ニーガンの犠牲となってしまったエイブラハムを演じたマイケル・カドリッツはHollywood Reporterに対し、実は出演者たちが物語の展開をずっと前から知っていたと告白した。

「1年3か月前くらい前、僕と(グレン役の)スティーヴン・ユァンがシーズン6でいなくなることを知らされたんだ。シーズン6の最終話とシーズン7の第1話にかけてそのシーンを描こうとしていたんだけど、(ショーランナーの)スコット・ギンプルはどうすれば最もインパクトが生まれるか迷っていたんだ」

「ウォーキング・デッド」は厳重にネタバレ対策していることでも知られており、今回もこの超重要なサプライズを放送まで守るべく、出演者たちが一丸となってリーク予防に乗り出したという。カドリッツによると、出演者たちは次のような賢い方法を思いついたのだとか。

「僕たちは約1年前に(ニーガンがエイブラハムとグレンを殺す)シーンを撮影したんだ。昨年の最終話っていうことは、去年の感謝祭の直前に撮影を終えたことになるかな。僕たちは『出演者ですら誰が死ぬかを知らない』っていう噂を流すことに成功したんだ。『あらかじめ出演者全員について殺害シーンを撮影したけど、まだ契約交渉中だから誰が戻ってくるかわからない』って言ってね。でも、それは全部噓だったんだ。おかげで(シーズン6の最終話の放送から)5か月間もネタバレに関する質問をはぐらかさなくて済んで助かったよ」

こうしたネタバレ対策が功を奏し、現地時間10月23日に全米で放送されたシーズン7第1話は、大きな反響を呼び、その衝撃的な展開や残虐な殺害シーンが話題となった。