「スパイス・ガールズ」メラニー・チズム、肌の露出が目立つ音楽シーンの現状を嘆く！ 「リトル・ミックスのMVは娘にみせられない」

1990年代に世界的なガールズグループとして君臨した英国の「スパイス・ガールズ」のメンバーである、“スポーティー・スパイス”ことメラニー・チズム(42)は、最近の音楽業界における若い女性アーティストたちの衣装の露出が、いささか度が過ぎて若い世代に悪影響が出ないか心配しているという。

「わたし自身は、トラックスーツを着ていたものね。グループとしてのスパイス・ガールズは、特段セクシーに見せるように強要されていなかったわ」と、メラニーはHuffPost UK版に対して語っている。

「どうしていまの若い娘たちは、自分たちをそういう風に表現してもらいたいと思うのかしら?これは、若い女性たちを過剰に性的な存在として捉えようとする風潮があるからという気がしてならないの」と、7歳になる娘スカーレットちゃんを持つ母親でもあるメラニーは述べている。

先には英Sunday People紙に対して、人気ガールズバンド「リトル・ミックス」の衣装に関して、メラニーは苦言を呈したばかり。

「娘は、リトル・ミックスの大ファンなのだけれど、彼女たちを娘に見せるのを少し控え始めたわ。(音楽の質云々とは別に)娘の年齢にふさわしくないミュージックビデオは見せないことにしている。そうしないといけないのは、悲しいことなのだけどね」とメラニー。

「若い女性が、自分をセクシーに見せたい気持ちは分からないでもないけれど、とても残念なことに思える。いまは自己愛が蔓延しているというか、ともかくわたしが『スパイス・ガールズ』をやっていた頃より100%悪くなっている」

「リトル・ミックス」について言えば、最近ではメンバーのペリー・エドワーズが、英国版「Xファクター」に出演した際に“不適切な”トップを着ていたとして批判を浴びた。ペリーがしているニップル・ピアスが十分に隠されていない服だったからだ。

この批判に対して、ペリーのバンド仲間であるジェイド・サールウォールは、英国の朝のトーク・情報番組「This Morning」において反論している。

「ちょっとしたダブル・スタンダードだと思う。男性が上半身をはだけるのに対しては、拍手喝采ばかりじゃないの。その一方で、たとえば、わたしたち女性が腿をちょっとでも露出したら大騒ぎにされちゃう!」

© Cover Media/amanaimages