キットカットを盗まれたことをツイートしたら、予想外の出来事が起きてビックリ

車に置いていたキットカットだけを盗まれるという被害に遭ったことをツイートした大学生がネット上で大きな話題となり、気の毒に思ったキットカット製造会社が車に詰め込めるだけのキットカットをプレゼント。「最高にすてきなサプライズ!」だと報じられている。

食べるのを楽しみにしていたキットカットだけを盗まれるという被害に遭ったのは、カンザス州立大学に在籍する19歳のハンター・ジョビンズという青年。10月30日、学生寮の前に車を停めて15分後に戻ったところ、車内に文字が書かれている白いペーパーナプキンを発見。「カップホルダーにキットカットが置かれているのを見てしまいました。自分はキットカットが大好きで、思わず車のドアノブに手を伸ばしたところ、ロックされてない。キットカット以外、なにも盗んでいません。すみません。お腹がすいていたもんで」と書かれており、ハンターはこの犯人のメモをTwitterに投稿した。

Left my car for maybe 15 minutes in front of the dorms and I come back to this. College man pic.twitter.com/KlDx5BtXLX

— Hunter Jobbins (@jabbins) 2016年10月30日

米Usウィークリーの取材に応じたハンターは「メモを読んだ後、怒りは爆笑に変わったよ。だってキットカットだけ狙った車上荒らしに遭ったんだから」「めちゃくちゃおもしろいと思って」Twitterに投稿したのだと説明した。

この投稿はたちまち話題となり、18万4000以上リツイートされ48万8000個以上もの「いいね」を獲得。ハンターは「こんなことになるなんて思ってなかったんだ。何人かの友達から“すげー! オモシロいじゃん!”っていう反応がくるだろうなって思っていただけなんだ」「まさか、こんなにも多くの人がこのおもしろがってくれるなんてね」と言い、びっくりしたと明かした。

このツイートは、アメリカでキットカットを製造するザ・ハーシー・カンパニーも知ることとなり、ハーシーはハンターにTwitterを通して連絡をしてきたとのこと。「ぜひ、盗まれた分のキットカットをお渡ししたい」とオファーし、わざわざワシントンD.C.から代理人を送らせたという。「ぼくの車に詰め込めるだけの数のキットカットをプレゼントしてくれたんだ。正確な数は6500個だよ」「大学に来てくれてね。キットカットは学生たちに配ることにしたんだ。すばらしい経験だったよ。本当に楽しかった」とハンターは興奮気味に語った。

"Kit Kat thief" tweet earns student 6,500 candy bars for giveaway https://t.co/UKkMexUsaD #kitkat #twitter pic.twitter.com/DASBHZTNnf

— K-State Collegian (@kstatecollegian) 2016年11月4日

Remember the story about the dude who had the KitKat stolen out of his car, and the a**hole robber left the note? Hershey HOOKED HIM UP! pic.twitter.com/bAek14szD4

— W O O D Y S H O W (@TheWoodyShow) 2016年11月4日

ハンターだが、警察に車上荒らし通報はしなかったとのこと。「もし、キットカット泥棒がこれを読んでたり、こんな展開になったんだって知っていたら、ぜひ名乗り出て欲しいな。すばらしい経験をさせてくれてありがとうって感謝してるからね。ハイタッチしたいくらいだよ」「たくさんのキットカットもあげたいね。盗んでくれたおかげでこんなクール経験ができたんだからさ」と嬉しそうに語った。

.@Jabbins making it rain on #NationalCandyDay pic.twitter.com/tfcGQN7qQW

— Kit Kat (@KitKat_US) 2016年11月4日