アダム・ドライバー、スコセッシ監督作「沈黙-サイレンス-」のため２３キロ減の役作り！ 超過酷な減量を振り返る

マーティン・スコセッシ監督の最新作「沈黙-サイレンス-」に出演する俳優アダム・ドライバーが、本作撮影のために行った超過酷な減量について、英The Telegraph紙とのインタビューで語った。

本作の原作は、遠藤周作の「沈黙」。17世紀江戸初期、激しいキリシタン弾圧の中で棄教したとされる師の真実を確かめるため、日本にたどり着いた宣教師の目に映った想像を絶する日本を舞台に、人間にとって本当に大切なものとは何かを、壮大な映像で描く歴史大作だ。

インタビューの中でアダムは、役作りのため撮影前に30ポンド(約14キロ)、そして撮影中に20ポンド(約9キロ)、合計で50ポンド(約23キロ)もの体重を落としたと告白。なんと、利尿剤を使っての減量だったという。

「僕らは17世紀に飢えで苦しみ、打ちのめされた宣教師を演じていたわけだから、減量は当然のことだった。だけど、身体的被害のせいで、これまで経験したことで最もつらい出来事の一つだった」

「シーンを撮影するために現場に来ても、ただ聞いて、反応するだけのエネルギーしか残っていないんだ。撮影がうまくいかなくて、『どうすればいいのかわからない!』ってこともあった。それに、体重を減らすために利尿剤を使っていたから、夜中に3度も目が覚めてしまうんだ」

「(撮影が終わって)ピーナッツバターを口に入れた瞬間、文字通り、僕の脳が再び動き始めたのがわかったんだ。突然、『なんてこった!また考えることができるぞ!』って感じさ」

壮絶な減量を行ったアダム。その姿は、アメリカ版の予告編で確認できる。「沈黙-サイレンス-」は2017年1月21日、全国ロードショー。

【動画】映画「沈黙-サイレンス-」アメリカ版予告編(アダムは1:39辺り)


■作品情報

「沈黙-サイレンス-」
2017年1月21日(土)　全国ロードショー

原作:遠藤周作「沈黙」(新潮文庫刊)　

原題:Silence　

監督:マーティン・スコセッシ　

脚本:ジェイ・コックス、マーティン・スコセッシ

出演:アンドリュー・ガーフィールド、リーアム・ニーソン、アダム・ドライバー、窪塚洋介、浅野忠信、イッセー尾形、塚本晋也、小松菜奈、加瀬亮、笈田ヨシ

配給:KADOKAWA

公式サイト://chinmoku.jp/