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「まるで泥沼離婚劇」コナン・オブライエン、NBCとの一連の大騒動を赤裸々に告白

2010年5月4日
米NBCの人気深夜番組「Late Night With O’Brien」「The Tonight Show」の司会を務め、今年1月に突然解雇されたコナン・オブライエンが、一連の大騒動について赤裸々に語った。

5月2日に放送されたドキュメンタリー番組「60 Minutes」で、NBCからの解雇後、初のインタビューに応じたコナンは、「予測なく突然、手荒に離婚が言い渡されたようだった。一体、何が起こっているのか頭を整理するので精一杯だった」と振り返り、「当時はどうしようもなく落ち込み、鬱っぽくなっていた」と告白した。

2009年春に、深夜トーク番組に力を入れる方針を打ち出したNBCは、同年9月から「ER 緊急救命室」の後釜番組として、10時からジェイ・レノ司会の「The Jay Leno Show」を放送すると発表。コナンの番組も1時間繰り上げられ11時35分から「The Tonight Show」として放送されることになった。

コナンは、NBCの意向を受けて、200人のスタッフと共にニューヨークからロサンゼルスに大移動をし、万端の状態で番組に備えた。スタッフの家族も共に移動した。しかし、両番組とも視聴率が低迷。2010年1月にNBCは、両番組を元の時間帯に戻す決定をした。コナンは、低視聴率だったとはいえ、数ヶ月で放送枠を元に戻すという同局の決断には頭が真っ白になったという。

それだけでなく、NBCがコナンに対してこのことを伝えた際、その口調が「まるで、さっさと決めてくれ、と言われたようだった」ため、戦う決心をしたと語った。

「(巻き返すチャンスも与えず)早々に放送枠を戻すのはおかしい」という妻の理解も得たコナンは、「契約違反だ」と主張しNBCと対立。NBCは違約金4500万ドル(約42億円)を支払いコナンを解雇した。

コナンは、現在ステージ・コメディ・ツアーの最中で、「このコメディ・ツアーを計画することにより、気持ちが落ち着くようになった」「毎晩ステージに立つということは、何よりも強力な解毒剤になっているよ」とコメント。ジェノとNBCチーフとは、解雇されてから「変な奴だと思うだろうけど、彼らが元気でやってくれることを心から祈っているんだよ」と語った。

「今もみんなが自分のことをハチャメチャで面白い奴だ、と思ってくれれば」と不安を覗かせたコナンだが、「後悔はしていない」「宗教的な台詞だけど、何事も理由があって起こるってことだよ。心からそう思っている」と、今回の大騒動について自分なりに納得していることを明らかにした。


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