「マスターズ・オブ・セックス」マイケル・シーン、政治活動家になるため俳優を引退！？ この報道に対する本人のコメントはいかに？

映画「フロスト×ニクソン」や海外ドラマ「マスターズ・オブ・セックス」などで知られる英俳優マイケル・シーン(47)が、政治活動家になるため俳優を引退すると報道された。米Hollywood Reporterが伝えている。

英The Timesは今月17日、扇動政治家やファシストに対抗する政治活動に専念するために俳優を引退し、ウェールズの故郷ポート・タルボットで草の根運動を開始すると報じた。

同紙の報道はハリウッドでも広く伝えられ、シーンがハリウッドを離れる際に恋人サラ・シルバーマンと別れるかもしれないと述べたとされることも注目を集めた。

しかし、The Timesの記事が発表された同日、シーンは自身のブログに「私が言わなかったこと」というタイトルの記事を投稿、俳優引退を宣言したとするThe Timesの報道を完全否定した。

「インタビューの中で私は、『ここ数年間、地元の地域活動に関わってきたが、今日の政治を取り巻く環境を考えると、そうした活動にもっと集中していきたい』と答えました」

シーンによると、俳優引退宣言はインタビュアーによる誤った解釈に過ぎなかったようだ。

「インタビュアーは、それがキャリアにどういう影響を及ぼすか尋ねてきたので、それは俳優としての活動を減らし、もしかしたら少しの間だけ休止することを意味するかもしれないと答えたのです。しかし、今すぐに休止するかは私自身もわかりません」

俳優引退こそ否定したものの、シーンの政治活動に対する意志は確固たるものであり、同記事の後半でもファシズム批判や民主主義の重要性に関する言及がなされている。

マイケル・シーンは、ジェニファー・ローレンス&クリス・プラット主演の最新作「パッセンジャー」(3月24日日本公開)に出演している。