大みそかに赤っ恥をかいたマライア・キャリー、「恥ずかしかった」と残念がるも反省の色はナシ！？

歌手マライア・キャリーが大晦日に出演したコンサートで口パクが発覚するハプニングに見舞われた。それから数日経ち、あの時の心境を振り返った。

マライアは大晦日、約40年以上の歴史がある特番「Dick Clark’s New Year’s Rockin’ Eve(原題)」に出演。自身のヒット曲「Emotions」と「We Belong Together」を披露するはずが、「Emotions」の演奏が始まっても、事前に収録されたボーカルトラックが流れない技術的トラブルが発生。ステージ上で自身の曲を歌えないまま棒立ちになるという大失態を演じてしまった。

マライア側は、モニターの故障がトラブルの原因と説明。「製作側がマライアをハメた」のだと主張している。一方、同番組の制作会社は、マライア側の主張を否定している。


全世界に恥をさらしてしまったマライアだったが、米Entertainment Weekly誌のインタビューで、大晦日のハプニングを「恥ずかしかった」とコメントした。

「私に言えることは、ディック・クラーク(※)は素晴らしい人物で、音楽シーンで働き始めてから、彼と仕事ができて本当に幸運だったと思っているの。私の意見は、ディック・クラークだったら、アーティストにあのような思いをさせることはなかったということ。それに、私同様に彼も恥ずかしい思いをしていたでしょうね」

※米有名TVプロデューサー。2012年に他界。彼のプロダクション(ディック・クラーク・プロダクションズ)が、本特番を制作している。

今回のハプニングを機に、今後テレビでのライブパフォーマンスに慎重になるか尋ねられると、「今回の出来事のせいで、私がライブイベントに出演しなくなることはない」と回答。しかし、「自分のチーム以外の人間はあまり信じられなくなるわ」と続け、製作側に非があるという自身の主張を繰り返した。どうやらマライアは、今回の件について反省する気はないようだ。

そして、「私の真のファンたちは、ずっと私のことを支えてくれているの。ファンのみんなや、私を支持してくれたメディアの方々に本当に感謝している。だって、素晴らしいホリデーだったはずが、最悪な大晦日になってしまったんだもの」と述べ、今回の出来事の最中、支えてくれたファンに感謝の言葉を述べた。