マドンナ、双子の孤児を養子に

米人気歌手のマドンナ(58)が、マラウイ出身の双子の女の子を養子にした。

米Peopleによると、マラウイの高等裁判所はマドンナが4歳半の双子の女の子を養子にすることを正式に認めたという。マドンナと彼女の弁護士は2月7日、養子となった子供とその父、叔父とともに裁判所に訪れた。マドンナ側からは現時点でPeople誌の質問に反応はないという。

マラウイのムレンガ・ムヴラ司法報道官はマドンナの養子縁組が決定となった日、「彼女は幸せがにじみ出ていた」と語っている。「裁判所を出ていく時も笑顔で、そのまま車で帰っていった」と、マドンナの喜ぶ様子を話した。

さらにムレンガ氏は「マドンナはマラウイ国にとって近い存在です。沢山のプロジェクトに参加していて、現在ではクイーン・エリザベス・ホスピタルの病棟を子供たちのために増やそうとしてくれています。なので彼女はマラウイに頻繁に来ているのです」と加えている。

またムレンガ氏は「養子となった双子の母親は、2012年の8月に二人を産んでから1週間後に亡くなった。二人の母親が亡くなってからは、祖母に世話をまかせていたが、十分に面倒を見られなかったので双子は孤児院に移った」と、双子が孤児になった経緯を明かした。

マドンナは今回の双子以外に4人子供がおり、そのうちの2人は同じマラウイからの養子である。彼女は2006年に「Raising Mawawi」というチャリティ団体を立ち上げ、マラウィの孤児を支援する活動を10年以上続けている。