アカデミー賞での発表ミスは担当者が仕事そっちのけでツイッターに興じていたことが原因！？

第89回アカデミー賞授賞式で起きた作品賞の発表ミスの原因は、受賞結果の入った封筒を渡す人物がツイートに忙しかったからではないかと報じられた。

米時間2月26日に開催された同授賞式で、作品賞は「ラ・ラ・ランド」であると発表。しかし、実際には「ムーンライト」が本当の受賞作だったことがすぐに判明。他カテゴリーの受賞結果が入った封筒が誤ってプレゼンターに渡されていたのだ。


授賞式後、過去83年にわたってアカデミー賞の集計を担当する米会計事務所プライスウォーターハウスクーパース(PwC)は、今回の発表ミスの責任はPwC側にあると声明を発表。なぜ他カテゴリーの封筒が手渡されてしまったのか、原因を究明中だと述べていた。

そんな中、米Variety他複数のメディアは、授賞式当日に封筒を管理していたPwC社員2人のうちの一人、ブライアン・カリナンがツイートに忙しかったのが、ミスの原因ではないかと報じた。



同メディアによると、カリナンは過去4年に渡ってアカデミー賞の受賞結果の投票を管理してきた。その業務の一環として、授賞式当日に受賞結果の入った封筒を管理し、プレゼンターに正しい封筒を手渡している。しかし、カリナンは授賞式の間ずっと、受賞者にお祝いを言い続けていたと関係者は告白。加えて、授賞式中にツイートを4回投稿。その一つは作品賞の発表3分前に投稿されていたという。



作品賞発表の3分前にツイートされたのは、エマ・ストーンが主演女優賞を受賞した直後の写真。キャプションには「バックステージでの主演女優賞を獲ったエマ・ストーン」と書かれていたという。現在、授賞式中に投稿されたいずれのツイートも削除されている。

PwCのシニア・パートナーであるティム・ライアンは、同メディアのインタビューで、カリナンが間違った封筒を手渡していたと認めている。一方でカリナンのツイートの件については、PwC側はコメントを控えている。