アカデミー賞を受賞したケイシー・アフレック、過去のセクハラ訴訟への批判に対し反論

第89回アカデミー賞にて主演男優賞を受賞したケイシー・アフレック(41)が、過去にセクシャルハラスメントで訴えられたことがあり、プレゼンターとして登壇した女優のブリー・ラーソンが拍手をすることを拒むなど、一部で批判的な声が上がっていることに対して、ケイシー本人が反論した。


ケイシーは2010年、映画「容疑者、ホアキン・フェニックス」で共に働いていた女性2人に訴えられた。彼は「不快な性的な誘い」を何度も行ったという。ケイシーは申し立てを強く否認していたが、最終的には女性へ示談金(額は未発表)を支払うことで解決した。

Boston Globe誌のインタビューに対し、ケイシーは次のように語った。

「どんな理由であっても人を不当に扱うことは許されるべきことではない。職場であれその他の場所であれ、人は誰でも尊敬の念をもって扱われるべきだよ」

「(過去の訴訟について)僕はそれについて何もできないよ。僕はいつも、ただ自分の人生を自分なりに生き、自分の価値観に沿って話し、また行動するだけだよ」

またケイシーは、アカデミー賞を受賞した際のスピーチでは、前向きなことだけにフォーカスして臨んだという。

「もっと大きくて立派なことが言えればよかったんだけど、僕はこの(ハリウッドの)コミュニティーの一部でいられることを誇りに思っているし、こうやってみんなと接しながら、また今年もがんばっていけることがとてもうれしいよ」