エド・シーラン、リベリア旅行記をショートムービー「What Do I Know?」で公開

エド・シーランが、イギリスの慈善団体「コミック・リリーフ」による番組の撮影で、アフリカのリベリアを訪れた時の旅行記を4分間のショートムービー「What Do I Know?(レッド・ノーズ・デー・バージョン)」で公開した。

エドはアフリカの子供たちの貧困問題を解決する国際支援プロジェクトに参加するため、ツアースケジュールの合間にリベリアを訪問。このショートムービーはエドがリベリアの子供たちと仲良く触れ合う様子が紹介されており、現地の小学校で曲を演奏したり、リベリアの首都モンロビアの道をギター片手に子供たちと歩く心温まる内容になっている。

【動画】What Do I Know? (Red Nose Day Exclusive)


エドはPeople誌のインタビューで、このリベリアでの貴重な経験について「強烈で感動の経験だった」と明かす。中でも、幼いリベリア人の少女ピーチーズちゃんが父親をエボラ出血熱で亡くした時の話を大粒の涙を流しながら打ち明けてくれたことが、特に印象深かったようだ。エドは「ピーチーズが素敵な聖歌を僕たちに歌ってくれた時、大粒の涙がピーチーズの頬をつたって流れ落ちたんだ。僕がどうしたの?と聞くと、この曲はお父さんが教えてくれたから悲しくなったのと答えた。ピーチーズのお父さんは、西アフリカで発生したエボラ出血熱による大勢の犠牲者のうちの1人だったんだ」と明かす。

ピーチーズちゃんはその他にも彼女が目にしてきた過去の壮絶な出来事を打ち明け、エドに “本物の衝撃” を与えたという。「僕は今までの歌手人生の中でカメラの前で泣くことなんて一度もなかったんだけど、さすがに参ってしまったんだ。こんなにも幼い女の子が目撃してきたことがあまりに過酷すぎて想像し難かった。そして、ピーチーズの話を聞いて涙を流してしまう自分に愚かさと罪悪感を感じたけれど、僕はどうしても涙をこらえることができなかったんだ」と語った。

(MTV News)