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ハリー・スタイルズ、ロンドンで初ソロ・ライヴを敢行! アルバムは世界80カ国以上で1位[写真あり]
2017年5月16日
ハリー・スタイルズ
初のソロ・アルバム「ハリー・スタイルズ」が本国イギリスを始め各国でリリースされた翌日の5月13日(土)、ソロとして初めてのライヴがロンドンのライヴハウスで敢行された。超プレミアムなチケットを入手したファンが各国から集結し、ワン・ダイレクション活動休止以降待ちに待ったハリー・スタイルズのソロ・アーティストとしての門出を祝った。バンドを従えピンクのセットアップで登場したハリーは、最新シングル「サイン・オブ・ザ・タイムズ」を始め、5月24日に国内盤が発売となるアルバム「ハリー・スタイルズ」からの10曲を含む全12曲を熱唱、ライヴ会場は熱狂の渦に包まれた。ソロ・アーティストとしての才能が着実に開花しつつあることを感じさせる記念すべき初ライヴとなった。アルバム「ハリー・スタイルズ」は、発売即日に世界84カ国のiTunesで1位を獲得するヒットとなっている。
初のソロ・アルバム「ハリー・スタイルズ」が本国イギリスを始め各国でリリースされた翌日の5月13日(土)の朝8時。オフィシャル・ホーム・ページとツイッターで突然「今夜ロンドンでライヴをやるよ」とハリーがニュースを発信。4月末に告知されていたシークレット・ライヴの僅か数百枚のチケットが10ポンド(1,500円程度)で発売され、即ソールドアウトなったこの貴重なライウをロンドンのイズリントンにあるライヴハウス<ザ・ガレージ>で目撃した。
4日前の5月9日(火)にはニューヨークのロックフェラープラザで米NBC「TODAY SHOW」ライヴを行い、1,000人近い人々が通りを埋めつくし大きな話題を呼んだだけに、本国のファンもその興奮を体験したいと熱望しただろう。
開場の6時までには、貴重なチケットを入手した幸運なファンの長蛇の列ができ、住宅地区を通る目抜き通りに面した会場界隈は、いつもとは異なる若いガールズ・ファンの熱気が立ち込めた。観客は10代~20代の女性ファンが大半を占め、若いカップルやメディア関係者などが混ざり合い、ハリーの家族やガール・フレンドと噂されるテス・ワードなどの姿もあった。また、日本を含め世界各地から駆け付けたファンもおり、世界的なハリー・ファンが一か所に集合した。
8時を5分回ったころにハリーが5名のバンド・メンバー(女性のドラマーとキーボード+男性のギタリストとベーシスト)と伴にステージに姿を現した。最近お気に入りらしいピンクのスーツに黒のシャツというスタイルで、スーツのボトムスには黄色いドラゴンの刺繍が入っている。さすがこれを着こなせるのはハリー・スタイルズしかいないだろう。
オープニングは「エヴァー・シンス・ニュー・ヨーク」だ。会場のファンは歌詞を全部覚えていて、最初から大合唱が巻き起こる。ハリーの甘い歌声を強調するような、優しく美しいメロディー、ロマンチックなライヴの幕開けだ。”ワン、ツー、スリー“の掛け声で続いたのは「カロライナ」。ベックの「デビルズ・ヘアカット」を若干彷彿させるリズム、歯切れのよいコーラス、ファンキーな感覚のダンス・ナンバーは、辛口の英評論家の間でもかなり好評だ。この曲が終わると“ハロー、ロンドン”と初めて口を開いたハリー。ファンの黄色い歓声が会場を埋めた。“ハリーです”と今さらながら自己紹介。“来てくれてどうもありがとう。今日は僕にとって真の意味での初めての(ソロ)ライヴなんだ”と告白した。
続く「ミート・ミー・イン・ザ・ホールウェイ」はアルバムのオープニング曲。ジャケットを脱ぎ、ギターを置いてマイクに向かって二人のギタリストの弾くサウンドに耳を傾けながらヴォーカルに集中した。「ウーマン」もスロウ・テンポのシンプルなアレンジの曲で、会場はハリーの歌に静かに聞き入った。その後に続いたのがカニエ・ウェストのカバー「ウルトラライト・ビーム」。実は開演前の待ち時間にセットリストが漏れて、ファンのツイッターで論争が起こった1曲だ。
“長い間ライヴをやっていなかったから、不思議な気持ちなんだ。君たちのサポートに感謝しているよ”とコメント。ここで5人組のバンド・メンバーを紹介した。特に女性ドラマー、サラ・ジョーンズをハリーが紹介すると、大きな歓声が会場から巻き起こったのが印象的だった。「オンリー・エンジェル」は70年代ローリング・ストーンズ・サウンドを彷彿させる曲、ワイルドなロック・ギターとコーラスをバックに、ハリーは力強いロック・ヴォーカルを披露してくれた。そのパフォーマンスに応えるようにファンは熱い反応、会場の温度は上昇しライヴは最高潮に達した。そこに更に火をつけるように、ワン・ダイレクションの人気曲「ストックホルム・シンドローム」が続いた。誰もがファンの興奮ぶりを想像できると思うが、さすが歌いなれた曲とあって自信満々で歌いこなすハリー。
デビュー・ソロアルバムは、ロックの歴史を紐解くような多様な側面を持った聞きごたえのある内容であり、ソロ・アーティストとして成長しようとするハリーの意気込みが感じられる1枚だろう。それをまさにライヴに置き換えたのがこの晩のライヴだ。お得意のバラードもさることながら、前述した「オンリー・エンジェル」や「キウイ」といったブルース色の感じられるヘビーなロック・ナンバーにも挑戦し、彼が単なるアイドルではないことを証明してくれた。生ギターをかかえ、弾き語りスタイルで歌った「スウィート・クリーチャー」。この日のファンのお気に入りの1曲か、再び大合唱が会場に巻き起こった。
曲間に何度もファンのサポートに感謝するコメントを繰り返すところにもハリーのファン思いな一面がにじみ出ていた。観客にすすんでで話しかけ、ファンとの会話も大切にするハリーだが、“今日は私の誕生日なの!”と叫んだファンに気付いたハリーは彼女の名前をきいて、そのアイリーンという名前の彼女のために、音頭をとって会場のファンと一緒にハッピー・バースデイを歌った。19歳という彼女にとって、忘れられない思い出となったはずだ。アンコールはもちろん世界84 か国のiTunesチャート1位を獲得したシングルの「サイン・オブ・ザ・タイムズ」だ。歌いなれたロマンチックでメランコリックな曲を、艶のあるしなやかなヴォーカルで熱唱するハリー。ソロ・アーティストとしての才能が着実に開花しつつあるのを感じた。
(レポート: 高野裕子yuko takano)
セットリスト
01. Ever Since New York
02. Carolina
03. Meet Me In The Hallway
04. Woman
05. Ultralight Beam
06. Only Angel
07. Stockholm Syndrome
08. Two Ghosts
09. Sweet Creature
10. From The Dining Table
11. Kiwi
12. Sign of the Times
【商品情報】
アルバム「Harry Styles |ハリー・スタイルズ」
<国内盤CD>
2017年5月24日(水)発売
初回生産分のみ32Pブック型デラックスパッケージ、日本盤限定ポスター封入
2400円+税 / 解説・歌詞・対訳付き
トラックリスト
01. Meet Me in the Hallway ミート・ミー・イン・ザ・ホールウェイ
【動画】02. Sign of the Times サイン・オブ・ザ・タイムズ
【動画】03. Carolina カロライナ「Today Show 」ライヴ映像
04. Two Ghosts トゥー・ゴースツ
【音源】05. Sweet Creature スウィート・クリーチャー
06. Only Angel オンリー・エンジェル
07. Kiwi キウイ
【動画】08. Ever Since New York エヴァー・シンス・ニュー・ヨーク「Today Show 」ライヴ映像
09. Woman ウーマン
10. From the Dining Table フロム・ザ・ダイニング・テーブル
<輸入盤CD、LP>
発売中 ※CD2形態あり
・CDデラックス盤(国内盤初回仕様に該当: 32Pブック型デラックスパッケージ)
・CD通常盤(デジパック)
・限定LP盤
【ソロ初の単独来日公演情報】
HARRY STYLES LIVE ON TOUR
12 月7日(木) 東京 六本木 EX シアター
12 月8日(金) 東京 六本木 EX シアター
OPEN 17:00 / START 19:00
チケット発売日: 5月 28 日(日) 10:00~
【ハリー・スタイルズ: ショートバイオ】
英出身の現在23歳。2010年、英人気組「Xファクター」でワン・ダイレクションを結成し、2011年にデビュー。トータル・セールス7,000万を超える史上最大のグループの一員として数々の1位と記録を打ち立て、2015年2-3月には脅威の20万人を動員したジャパン・ツアーを敢行。同年11月にリリースされた1Dとしての5作目「メイド・イン・ザ・A.M.」の直後の2016年3月、1Dの一時活動休止が報じられるが、2016年6月にはボブ・ディラン、アデル、ビヨンセ、ファレル・ウィリアムス等、ジャンルを超えて錚々たるアーティストたちを世に送り出してきた米名門レーベル米コロンビア・レコードとのソロ・アーティスト契約が報じられた。そして2017年4月7日、遂にソロ・デビュー・シングル「サインズ・オブ・タイム」がリリース。繊細なピアノ・イントロに始まり、情感溢れるエレクトリック・ギターと次第に高まっていくクワイアをバックに、ハリーの優しくエモ―ショナルなヴォーカルが美しく響く、雄大でドラマティックなロック・アンセムは、公開即日に84カ国のiTunesチャートで1位を獲得。そして遂に、世界待望のソロ・デビュー・アルバム「ハリー・スタイルズ」が5月にリリース。(国内盤5月24日発売)
初のソロ・アルバム「ハリー・スタイルズ」が本国イギリスを始め各国でリリースされた翌日の5月13日(土)の朝8時。オフィシャル・ホーム・ページとツイッターで突然「今夜ロンドンでライヴをやるよ」とハリーがニュースを発信。4月末に告知されていたシークレット・ライヴの僅か数百枚のチケットが10ポンド(1,500円程度)で発売され、即ソールドアウトなったこの貴重なライウをロンドンのイズリントンにあるライヴハウス<ザ・ガレージ>で目撃した。
4日前の5月9日(火)にはニューヨークのロックフェラープラザで米NBC「TODAY SHOW」ライヴを行い、1,000人近い人々が通りを埋めつくし大きな話題を呼んだだけに、本国のファンもその興奮を体験したいと熱望しただろう。
開場の6時までには、貴重なチケットを入手した幸運なファンの長蛇の列ができ、住宅地区を通る目抜き通りに面した会場界隈は、いつもとは異なる若いガールズ・ファンの熱気が立ち込めた。観客は10代~20代の女性ファンが大半を占め、若いカップルやメディア関係者などが混ざり合い、ハリーの家族やガール・フレンドと噂されるテス・ワードなどの姿もあった。また、日本を含め世界各地から駆け付けたファンもおり、世界的なハリー・ファンが一か所に集合した。
8時を5分回ったころにハリーが5名のバンド・メンバー(女性のドラマーとキーボード+男性のギタリストとベーシスト)と伴にステージに姿を現した。最近お気に入りらしいピンクのスーツに黒のシャツというスタイルで、スーツのボトムスには黄色いドラゴンの刺繍が入っている。さすがこれを着こなせるのはハリー・スタイルズしかいないだろう。
オープニングは「エヴァー・シンス・ニュー・ヨーク」だ。会場のファンは歌詞を全部覚えていて、最初から大合唱が巻き起こる。ハリーの甘い歌声を強調するような、優しく美しいメロディー、ロマンチックなライヴの幕開けだ。”ワン、ツー、スリー“の掛け声で続いたのは「カロライナ」。ベックの「デビルズ・ヘアカット」を若干彷彿させるリズム、歯切れのよいコーラス、ファンキーな感覚のダンス・ナンバーは、辛口の英評論家の間でもかなり好評だ。この曲が終わると“ハロー、ロンドン”と初めて口を開いたハリー。ファンの黄色い歓声が会場を埋めた。“ハリーです”と今さらながら自己紹介。“来てくれてどうもありがとう。今日は僕にとって真の意味での初めての(ソロ)ライヴなんだ”と告白した。
続く「ミート・ミー・イン・ザ・ホールウェイ」はアルバムのオープニング曲。ジャケットを脱ぎ、ギターを置いてマイクに向かって二人のギタリストの弾くサウンドに耳を傾けながらヴォーカルに集中した。「ウーマン」もスロウ・テンポのシンプルなアレンジの曲で、会場はハリーの歌に静かに聞き入った。その後に続いたのがカニエ・ウェストのカバー「ウルトラライト・ビーム」。実は開演前の待ち時間にセットリストが漏れて、ファンのツイッターで論争が起こった1曲だ。
ハリー・スタイルズ
“長い間ライヴをやっていなかったから、不思議な気持ちなんだ。君たちのサポートに感謝しているよ”とコメント。ここで5人組のバンド・メンバーを紹介した。特に女性ドラマー、サラ・ジョーンズをハリーが紹介すると、大きな歓声が会場から巻き起こったのが印象的だった。「オンリー・エンジェル」は70年代ローリング・ストーンズ・サウンドを彷彿させる曲、ワイルドなロック・ギターとコーラスをバックに、ハリーは力強いロック・ヴォーカルを披露してくれた。そのパフォーマンスに応えるようにファンは熱い反応、会場の温度は上昇しライヴは最高潮に達した。そこに更に火をつけるように、ワン・ダイレクションの人気曲「ストックホルム・シンドローム」が続いた。誰もがファンの興奮ぶりを想像できると思うが、さすが歌いなれた曲とあって自信満々で歌いこなすハリー。
ハリー・スタイルズ
デビュー・ソロアルバムは、ロックの歴史を紐解くような多様な側面を持った聞きごたえのある内容であり、ソロ・アーティストとして成長しようとするハリーの意気込みが感じられる1枚だろう。それをまさにライヴに置き換えたのがこの晩のライヴだ。お得意のバラードもさることながら、前述した「オンリー・エンジェル」や「キウイ」といったブルース色の感じられるヘビーなロック・ナンバーにも挑戦し、彼が単なるアイドルではないことを証明してくれた。生ギターをかかえ、弾き語りスタイルで歌った「スウィート・クリーチャー」。この日のファンのお気に入りの1曲か、再び大合唱が会場に巻き起こった。
曲間に何度もファンのサポートに感謝するコメントを繰り返すところにもハリーのファン思いな一面がにじみ出ていた。観客にすすんでで話しかけ、ファンとの会話も大切にするハリーだが、“今日は私の誕生日なの!”と叫んだファンに気付いたハリーは彼女の名前をきいて、そのアイリーンという名前の彼女のために、音頭をとって会場のファンと一緒にハッピー・バースデイを歌った。19歳という彼女にとって、忘れられない思い出となったはずだ。アンコールはもちろん世界84 か国のiTunesチャート1位を獲得したシングルの「サイン・オブ・ザ・タイムズ」だ。歌いなれたロマンチックでメランコリックな曲を、艶のあるしなやかなヴォーカルで熱唱するハリー。ソロ・アーティストとしての才能が着実に開花しつつあるのを感じた。
(レポート: 高野裕子yuko takano)
セットリスト
01. Ever Since New York
02. Carolina
03. Meet Me In The Hallway
04. Woman
05. Ultralight Beam
06. Only Angel
07. Stockholm Syndrome
08. Two Ghosts
09. Sweet Creature
10. From The Dining Table
11. Kiwi
12. Sign of the Times
【商品情報】
アルバム「Harry Styles |ハリー・スタイルズ」
<国内盤CD>
2017年5月24日(水)発売
初回生産分のみ32Pブック型デラックスパッケージ、日本盤限定ポスター封入
2400円+税 / 解説・歌詞・対訳付き
トラックリスト
01. Meet Me in the Hallway ミート・ミー・イン・ザ・ホールウェイ
【動画】02. Sign of the Times サイン・オブ・ザ・タイムズ
【動画】03. Carolina カロライナ「Today Show 」ライヴ映像
04. Two Ghosts トゥー・ゴースツ
【音源】05. Sweet Creature スウィート・クリーチャー
06. Only Angel オンリー・エンジェル
07. Kiwi キウイ
【動画】08. Ever Since New York エヴァー・シンス・ニュー・ヨーク「Today Show 」ライヴ映像
09. Woman ウーマン
10. From the Dining Table フロム・ザ・ダイニング・テーブル
<輸入盤CD、LP>
発売中 ※CD2形態あり
・CDデラックス盤(国内盤初回仕様に該当: 32Pブック型デラックスパッケージ)
・CD通常盤(デジパック)
・限定LP盤
【ソロ初の単独来日公演情報】
HARRY STYLES LIVE ON TOUR
12 月7日(木) 東京 六本木 EX シアター
12 月8日(金) 東京 六本木 EX シアター
OPEN 17:00 / START 19:00
チケット発売日: 5月 28 日(日) 10:00~
【ハリー・スタイルズ: ショートバイオ】
英出身の現在23歳。2010年、英人気組「Xファクター」でワン・ダイレクションを結成し、2011年にデビュー。トータル・セールス7,000万を超える史上最大のグループの一員として数々の1位と記録を打ち立て、2015年2-3月には脅威の20万人を動員したジャパン・ツアーを敢行。同年11月にリリースされた1Dとしての5作目「メイド・イン・ザ・A.M.」の直後の2016年3月、1Dの一時活動休止が報じられるが、2016年6月にはボブ・ディラン、アデル、ビヨンセ、ファレル・ウィリアムス等、ジャンルを超えて錚々たるアーティストたちを世に送り出してきた米名門レーベル米コロンビア・レコードとのソロ・アーティスト契約が報じられた。そして2017年4月7日、遂にソロ・デビュー・シングル「サインズ・オブ・タイム」がリリース。繊細なピアノ・イントロに始まり、情感溢れるエレクトリック・ギターと次第に高まっていくクワイアをバックに、ハリーの優しくエモ―ショナルなヴォーカルが美しく響く、雄大でドラマティックなロック・アンセムは、公開即日に84カ国のiTunesチャートで1位を獲得。そして遂に、世界待望のソロ・デビュー・アルバム「ハリー・スタイルズ」が5月にリリース。(国内盤5月24日発売)
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