ジャスティン・ビーバー、英爆弾テロ事件の影響でファンからコンサート中止を求める声 コンサート産業への影響不可避か

現地時間5月22日、英マンチェスターにて開催中だったアリアナ・グランデ(23)のコンサート会場で発生した爆弾テロ事件を受けて、ジャスティン・ビーバー(23)のもとに、コンサート中止要請が届いている。

事件は現地時間夜22時過ぎ、コンサート終了後に発生。現在までに、22人の死亡と59人の負傷が報じられた事件は、自爆テロと目されており、ジャスティン自身もツイッターにて「#PrayforManchester(マンチェスターのため祈ろう)」というメッセージを発していた。

#PrayforManchester

— Justin Bieber (@justinbieber) 2017年5月23日

現在、ジャスティン自身も、6月3日からはじまる「Purpose World Tour」ヨーロッパ公演を控えており、当然ながらその中には事件が起きたイギリス公演も含まれている。中にはジャスティンの身を案じるあまり、「中止」を求める声もあると、英Telegraphが伝えている。

ジャスティンは7月2日、英ロンドンにて大規模な公演を開催する予定だ。これに対しあるファンは、彼のマネージャーであるスクーター・ブラウンへ「どうかジャスティンのイギリス公演を中止して!　お願いだから彼の安全を保証して」と懇願。なお、スクーターはジャスティンだけでなく、今回、事件の標的とされたアリアナ・グランデのマネジメントも担当する人物だ。

さらに、影響はイギリス国内にとどまらず、隣国アイルランドのファンも「最高の夜になるはずだった一夜を、昨夜のような事件で締めくくりたくない」「誰の身にも起こり得ると考えると恐ろしい。次の瞬間、何があるかなんて誰にもわからないということを痛感した」と、購入済みのダブリン公演のチケットを手放す意思を明らかにした。

こうした反応に、米ロサンゼルスを拠点とするエンターテインメント業従事者は、「コンサート産業そのものに対する危機」であるとし、英マンチェスター爆弾テロ事件によって、「特に若い世代をターゲットにしたアーティストは、影響を受けるだろう」と述べている。

なお、ジャスティン・ビーバーは9月23日・24日、都内にて来日公演を予定している。