１６歳少年の歌声に感動の嵐！ 圧巻の歌声に辛口審査員サイモン・コーウェルら全員がスタンディングオーベーション[動画あり]

米NBCの人気オーディション番組「アメリカズ・ゴット・タレント」に出場した、16歳の少年の歌声に大勢が感動している。米USA TODAYほか複数のメディアが伝えている。

現地時間13日に放送された「アメリカズ・ゴット・タレント」最新エピソードに登場した16歳のクリスチャン・ガーディノ。緊張した面持ちでステージに登場したクリスチャンだが、「物心ついたころから歌を続けてきた」と、歌への強い想いを審査員に向けて告白する。

クリスチャンの母によれば、クリスチャンはわずか生後6か月の頃、将来的に全視力を失うだろうと診断されたそうだ。しかし、12歳の時に実験段階の遺伝子治療を受けたことで、視力を回復できたという。

【動画】16歳少年の歌声に会場が感動


そんな彼がオーディションで歌ったのは、ジャクソン5の「Who’s Loving You」。歌い始めから圧倒的な歌唱力を見せ、辛口審査員のサイモン・コーウェルも驚きの表情を浮かべる。

会場はクリスチャンのエモーショナルな歌声に酔いしれ、感動。特に審査員の一人、ホーウィー・マンデルは立ち上がり、胸に手を当て、クリスチャンの歌声に感極まった様子だ。クリスチャンが歌い終わると、審査員含む会場全員がスタンディングオベーション。割れんばかりの歓声と拍手が会場を包み込んだ。

マンデルが「今この瞬間、叶えてほしい願い事があるとすれば何だい?」とクリスチャンに尋ねると、「ゴールデンブザーかな」と笑いながら回答。ゴールデンブザーとは、審査員が1シーズンで1度しか使えないブザー。出場者が獲得すれば、一気に準々決勝への進出が決まるというものだ。

少年の回答を聞いたマンデルは、「君の願いは現実のものになったよ」と答え、貴重なブザーを押し、少年の素晴らしい歌声を称える。黄金のテープが舞い散る中、クリスチャンは感激のあまり涙を流しながら、自分の身に起きた幸運を噛みしめていた。

マンデルは自身のツイッターに、ゴールデンブザーの瞬間を捉えたGIF画像を投稿。「君の夢が叶って、僕はとっても嬉しいよ」とコメントしている。

I'm so happy that your dreams came true, @christiansings #AGT pic.twitter.com/fgqDlpguQG

— Howie Mandel (@howiemandel) 2017年6月14日