俳優業からの引退を発表したダニエル・デイ＝ルイス、ファッションデザイナーに転身？！

史上初めて3度のアカデミー賞主演男優賞(「マイ・レフトフット」「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」「リンカーン」)に輝いた英俳優ダニエル・デイ=ルイス。先日、俳優業からの引退を明らかにした彼が引退後、なんとファッション・デザイナーに転身するのではないかとのニュースが報じられた。

今年12月に全米公開が予定されている「Phantom Thread(原題)」を最後に俳優からの引退を発表したダニエル・デイ=ルイス。代理人を通じて「何年にもわたり、仕事で組んできた方々や、観客の皆さまに対し、大いに感謝しております」と述べるとともに、「引退は個人的な決断であり、彼自身、および代理人は、これ以上、この件に関するコメントを発表することはございません」とのコメントが伝えられた。

米PageSixが報じた関係者の話によると、ダニエルは少なくとも3年前から引退について考えていたようで、引退を飾るにふさわしい出演作を探していたそうだ。

それが「Phantom Thread(原題)」。ポール・トーマス・アンダーソンが監督を務める本作は、1950年代のロンドンを舞台に、オートクチュールの世界を描く作品とのこと。

ダニエルは、役柄を徹底的に調べあげ、リアルな演技を追求するメソッド演技法を実践する俳優として知られている。同作に出演するにあたり、クチュールについて徹底的なリサーチを重ねたことで、演技の世界ではなくファッション界に留まり、ドレスメーカーに転身するのではないかと同関係者はコメントしているという。

また別の関係者は、声明で“俳優業”にのみ言及していたことから、監督業への道も残っていると指摘しているとのことだ。