「HAWAII FIVE-0」人気キャスト２名の降板についてショーランナーが事情を説明「前例のないほどの昇給をオファーしていたが・・」

人気海外ドラマ「HAWAII FIVE-O」からチン・ホー・ケリー役のダニエル・デイ・キムと、コノ・カラカウア役グレイス・パークが降板することが伝えられた。2人の降板にあたり、ショーランナーのピーター・レンコフがコメントを発表した。


ダニエル・デイ・キムとグレイス・パークは、アレックス・オローリン(スティーヴ・マクギャレット役)とスコット・カーン(ダニー“ダノ”・ウィリアムズ役)と同等のギャラを求めていたが、結局交渉は決裂。その後、放送局のCBSは声明を発表し、2人に対し“大幅な昇給をオファーした”と述べ、妥当なギャラを提示したと主張している。

一方、今回の一連の騒動に関し、ダニエルとグレイスは共にアジア系で、多くのメディアは、人種が大きく関係していると報道。ただし、CBS側はこの報道に戸惑いを隠せないとも伝えられていた。


そんな中、同番組のショーランナーであるピーター・レンコフが自身のツイッターを通じて声明を発表。その中で、「CBSは寛大だった」と述べ、同番組の多様性についても言及している。

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H5Oコミュニティーの皆さんへ

7シーズンに渡るサポートとメッセージをありがとうございます。ダニエルとグレイスのニュースに、我々全員も悲しみに暮れています。ですので、皆さんに直接語り掛けたかったのです。真実はこうです。2人とも、契約を更新しないことに決めました。契約更新の交渉で、CBSは非常に寛大で、前向きでした。そのため、2人はかつてないほどに大幅な昇給をオファーされましたが、結局は前に進むことになったのです。誰も2人に去ってほしいと思っていませんでした。2人は代わりがきかない、かけがえのない存在だからです。グレイスについては、家族と7年間離れていたということで、番組を去るという決断を理解することができます。エピソード数を減らすというオプションもありましたが、いくつかの理由によって結局うまくいきませんでした。全員が、オハナ(ハワイ語の家族)がバラバラにならないように努力していました。どうにか契約にこぎつけることを期待して、ニュースの報道を遅らせたりもしました。非常に胸が張り裂けるような想いですが、長く続く番組ではあり得ることなのです。これは、我々全員が乗り越えるために必死に努力した結果です。

168エピソードを通して、「HAWAII FIVE-O」はTV史上最も多様性のあるキャストを見せてきましたし、これからも見せていくつもりです。ダニエルとグレイスと同様に、シャイ・マクブライド、ホルヘ・ガルシア、マーク・ダカスコス、イアン・アンソニー・デイル、ウィル・ユン・リー、マシ・オカ、デニース・チャン、テイラ・トゥリ、ショーン・ガーネット、キミー・バルミレロ、ケコア・ケクマノ、ショーン・アンソニー・トムセンなど、素晴らしい才能あふれる人たちがレギュラーまたは複数話で出演を果たしています。私は、このキャスト陣そして番組をとても誇りに思っています。

マハロ(ハワイ語のありがとう)、
ピーター・M・レンコフ

#H50 #HawaiiFive0 #Hawaii50 #Ohana pic.twitter.com/MEj6a4fLNq

— Peter M. Lenkov (@PLenkov) 2017年7月6日

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