実写版「アラジン」のキャスティングが難航中！ 現在候補にあがっているのは・・・？

ディズニーの人気アニメ映画「アラジン」の実写版キャスティングが難航している。

E!Newsが報じたところによると、「アラジン」のオリジナルバージョンの人気が高いためか、配役にはとても時間がかかっているようだ。「キング・アーサー」などで知られるガイ・リッチー監督はキャスティング・ディレクターと共に、世界規模でアラジンとジャスミン役を探しており、すでにおよそ2000人の俳優のオーディションを行ったが、まだしっくりきていないという。

アラジンを演じるに必要なのは、20代の歌って演技ができる俳優。制作会社は中東系、インド系の俳優を配役したがっているという。これが人種の多様性に乏しいハリウッドにおいて、キャスティングを難しくしているようである。PBS New Hourによると、2014年に公開された映画の出演者のたった5.3%がアジア系であり、インド系はそれ以下の割合だという。

最初にアラジン役の候補にあがっていたのは「スラムドッグ$ミリオネア」などで知られる両親がインド系移住民のデーヴ・パテール、テレビドラマ「ナイト・オブ・キリング 失われた記憶」のパキスタン系イギリス人俳優リズ・アーメッドであったが、現在はまた新しい人材を探している。

The Hollywood Reporter誌は、現在アラジン役として候補にあがっているのはオランダ人俳優のアクラフ・コウテット(Achraf Koutet)、カナダ人俳優のメナ・マスード(Mena Massoud)、アメリカ人俳優のジョージ・コストゥロス(George Kosturos)らだと報じている。まだあまり知られていないこれらの俳優たちが選ばれるとしたら、大抜擢となる。

候補の一人、ジョージ・コストゥロス

Jersey boys opening night was a blast! Congrats to the whole cast.

George Kosturosさん(@georgekosturos)がシェアした投稿 - 2017 5月 24 5:04午後 PDT

一方、ジャスミンの配役については、アラジンの俳優が決定してから、相性を見て決めるという。同誌によると映画「パワー・レンジャー」のナオミ・スコットやインド人女優のタラ・スタリアなどの名前があがっているという。

悪役ジャファーが誰を演じるかもまだ決まっていないが、ジーニー役として人気俳優のウィル・スミスが交渉中だという。

撮影は今年の7月からの予定であったが、キャスティングが難航していることから1ヵ月遅れの8月に開始となった。はたしてそれまでに、役にピッタリの俳優が見つかるだろうか。