エレン・デジェネレス「アメリカン・アイドル」降板へ

人気オーディション番組「アメリカン・アイドル」シーズン9から審査員を務めているエレン・デジェネレスが、同番組を降板することが明らかになった。

シーズン8で降板したポーラ・アブドゥルの後任としてシーズン9から審査員入りしたエレンだが、結局ワンシーズンで「アメリカン・アイドル」を降板することになった。

エレンは、「数ヶ月前、アメリカン・アイドルの審査員は私には合わないと、FOXと番組プロデューサーに明かした」「とても難しい決断だったけれど、契約以上にスケジュールがきつくなり、このまま続けることが不可能になった」と声明で発表している。

なお、エレンは「無責任に番組を去ることはしたくなかったので、次の審査員が決まるまでは、この仕事を続けると伝えた」とも明かしており、後任審査員は確定していると見られている。FOXはノーコメントを通しているが、Deadlineはジェニファー・ロペスが後任審査員に就任したようだと報じている。

型にはまらない個性的な審査スタイルと、寛大で好意的なコメントを出すことで人気を集めたエレンだが、「若い才能を発掘し、サポートし育てることはとても素晴らしいことで、楽しかった。でも、一方で人を批判し時には傷つけることもあり辛かった」と告白。「この1年間、とても貴重な経験をさせてくれて、とても感謝している。アメリカン・アイドルの大ファンであることは今後も決して変わることはない」と声明を締めくくった。

全米規模で行なわれるアイドル・オーディション番組「アメリカン・アイドル」は、審査に視聴者も参加できるというコンセプトがうけ、放送開始直後から高視聴率をマーク。個性溢れる応募者のバックグラウンドや、甘口審査員ポーラ・アブドゥルと、辛口審査員サイモン・コーウェルとのコメントの掛け合いなどが大きな話題を呼んだ。

なお、番組を支えてきたサイモンも、シーズン9で番組を降板しており、後任をめぐるを報道が過熱している。

FOXは、8月2日にテレビ批評家協会主催の秋の新番組お披露目会で、サイモンの後任を正式発表すると見られており、エレンの後任も同時に発表するのではないかと予想されている。
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