「Empire」クッキー役タラジが、ルシウスとのセックスシーンをカットさせた理由！ 「ルシウスのことを心から愛しているけど…」

人気海外ドラマ「Empire 成功の代償」にて、クッキー・ライオン役を演じるタラジ・P・ヘンソン(46)が、あるエピソードから、元夫ルシウス(テレンス・ハワード演)とのセックスシーンをカットさせた理由を明かした。

タラジが挙げたのは、シーズン3第10話「歪んだ愛」でのあるシーン。この場面で、タラジことクッキーは、バットを手に、ルシウスのオフィスに乗り込み、彼のゴールドディスクや、記念品、調度品、ピアノまでもを壊してまわる大立ち回りを演じた。

TVLineのインタビューに対して、タラジは「私にとって、女性として(あの場面で)彼と関係を持つことは、力を失うことになると感じた」と話した。

この破壊シーンに至るまで、クッキーがこれだけ怒るほどの“理由”がある。タラジによれば、「クッキーは進化しようとしていた。彼女は心からルシウスを愛しているんだ」。タラジは「エンパイアのオフィスをバットで片っ端から壊して回った」行為を、「動物的」と評価。「それから情熱はピークに達して、強さを感じた」、そしてクッキーが立ち去るという形で、このシーンは幕を閉じる。

「クッキーはオトナの女性で、3人の子持ち、17年間を檻の中で過ごした。もうふざけている時間はないんだ。自分を守ろうとしている。だからあれだけ懸命に戦ったんだよ。私自身は、あの選択は、より強いものだったと思う」

タラジはクッキーとルシウスの関係を、「長年、扱ってきたけれど、とても複雑」と表現。なお、このエピソードを監督したクレイグ・ブリューアーは、クッキーを演じるタラジ、ルシウスを演じるテレンス・ハワードのふたりに、「この場面で、彼らはセックスするべきではない」と断固とした態度で迫られたことを認めている。