クリス・ブラウン、リアーナへのDV事件について赤裸々告白！ 「あの日の出来事は一生俺自身を呪い続けるだろう」

ヒップホップシンガーのクリス・ブラウンが、2009年2月に当時交際していたリアーナを殴るなどの暴行を加えて逮捕された夜について、自身のドキュメンタリー映画「Chris Brown: Welcome To My Life(原題)」の中で語った。

今年6月にアメリカの一部劇場で上映されたこのドキュメンタリーは、今月8日からデジタル配信がスタートして日本でもiTunes StoreやAmazon Videoなどで字幕付きを視聴することができるようになった。映画ではクリスの波乱万丈な半生が描かれており、リアーナに暴行を加えて世界中からバッシングを受けたDV事件についてもクリス自身が赤裸々に語っている。

クリスは過去の女性関係でリアーナと揉めて以来、「リアーナからの信頼を完全に失い、俺は嫌われてしまったんだ。何とか名誉挽回しようと色々試みたけどダメだった。俺のことを一切信用しなくなってしまって、そこから俺たちは言い争いや暴力的な喧嘩が増えていきどんどんエスカレートしていったんだ」と明かした。

「リアーナと付き合う前にほかの女性と体の関係を持ったことがあると認めてから、俺たちは互いに激しく争うようになった。リアーナは俺を殴り、俺もリアーナを殴っていた。とても大丈夫だとは言えない状況だった。俺たちは今までもそうなる度に “一体何をやっているんだ?” って感じで、お互いが自分に暴力を振るう相手にウンザリしていたんだ。もし自分たちがステージに上がる時、顔に傷があったら “あぁ、ちょっと転んでしまって” と誤魔化さなければいけないし、顔にアザが残っていたらメイクで隠さなければいけない」

そんな関係がしばらく続いていた中、クリス&リアーナカップルが参加したクライヴ・デイヴィスのグラミーイベントに、クリスが過去に関係を持った女性本人が現れる。そしてその夜、ついにリアーナとクリスの喧嘩がDV事件へと発展してしまったのだという。

「あの日の俺はまるで非道なモンスターのようだった。俺の浮気を再び疑ったリアーナは俺の携帯電話を投げつけ、"あんたなんか大っ嫌い!"って叫び始めた。それから俺を殴り始めたんだ...2回くらい殴られたかな」

「それでも落ち着くことはなく、俺のことを蹴ろうとしていたのを覚えてる。落ち着くどころか、徹底して俺に怒りをぶちまけていた。そしてその次の瞬間、俺はリアーナの顔を容赦なく殴ってしまったんだ。平手じゃなく、拳で殴ってたんだよ。リアーナの唇から血が流れるのを見た時は衝撃的だった。“くそ、俺はなぜ彼女を殴ってしまったんだ?” と自分でも訳が分からなかった。そしてリアーナは俺の顔に唾を吐いた。血の混じった唾を顔に吐かれて、俺はさらにカッとなってしまった」と当時の状況を生々しく語った。

今でも、自身の暴行によりアザだらけとなった事件当時のリアーナの顔写真を見る度に「“俺じゃない、本当に、あんなことをするのは本当の俺ではない!” とパニックになってしまう。今でもあの日の自分を憎んでる。あの日の出来事は一生俺自身を呪い続けるだろう」と話していた。

(MTV News)