「リンキン・パーク」故チェスター・ベニントンの、トリビュートミュージックビデオを公開 追悼イベントの開催も発表[動画]

米バンド「リンキン・パーク」が、今年7月に死去したフロントマン　チェスター・ベニントン(享年41)を追悼するミュージックビデオを公開した。

「リンキン・パーク」は新曲「ワン・モア・ライト」のミュージックビデオを発表。同曲は、バンドが今年5月に発売したアルバムのタイトルにもなっている曲で、ミュージックビデオの内容は、同曲をパフォーマンスするチェスターの映像をベースに、活動初期のものや、ファンとの交流、素顔など、さまざまな映像を織り込んだ内容となっている。

【動画】チェスター・ベニントンをトリビュート　リンキン・パーク「ワン・モア・ライト」


本作の監督を務めたのは、「リンキン・パーク」のメンバーである、ジョー・ハーンと、マーク・フィオーレ。動画が公開されている公式YouTubeチャンネルには、「このMV制作は、信じられないほどに感情的な作業だった。特にこの映像を観るということは。この作業によって、最大の悲しみに直面するだけでなく、ぼくらの才能がそれを必要とする人々の光になり得るとも感じた」というジョーのメッセージが掲載されている。

同じくマイク・シノダは、「この曲は、誰かを失った人々へ愛を送るため書かれた曲。ぼくらは現在、その愛を自分たちで受け取ることとなった」と楽曲について振り返っている。

ミュージックビデオは、「リンキン・パーク」のメンバーである、ジョー・ハーン、マイク・シノダ、ブラッド・デルソン、デイヴ・ファーレル(フェニックス)、ロブ・ボードンからの「チェスターへ」というメッセージで締めくくられる。「きみはぼくらの心に永遠に残る、情熱、笑い、勇気の炎をともしてくれたね。きみを恋しく思うよ、ブラザー」

また、「リンキン・パーク」はこれに合わせ、10月27日に米ロサンゼルスにてチェスターの追悼イベントを開催することを発表。ゲストアーティストの出演も予定されているという。

Linkin Park announce a special show in honor of @ChesterBe: Los Angeles - Oct. 27th - Details: https://t.co/Pm542ynlcE pic.twitter.com/3h3dhSuHb4

— LINKIN PARK (@linkinpark) 2017年9月18日

一方で、チェスター・ベニントンの妻タリンダは、「死の36時間前におけるうつ病患者とはこういうもの」と、家族と楽しそうに過ごすチェスターの動画を公開。夫の死を嘆くとともに、悲劇の防止を訴えている。

This is what depression looked like to us just 36 hrs b4 his death. He loved us SO much & we loved him. #fuckdepression #MakeChesterProud pic.twitter.com/VW44eOER4k

— Talinda Bennington (@TalindaB) 2017年9月16日