マリリン・マンソン、ステージ上でダミーの銃を観客に向ける演出に批判殺到[動画あり]

歌手のマリリン・マンソンが、テキサス州銃乱射事件の直後、ステージ上で偽のライフル銃を用いた演出を行い、批判を浴びている。

TMZによるとマリリン・マンソンは11月5日、カリフォルニア州サンバーナーディーノで行われたイベント「Ozzfest Meets Knotfest」に出演。10月にステージから落下し入院していたマンソンは、退院後これが初めてのステージであった。

この日マンソンは車いすでパフォーマンスを行っており、自身の楽曲「We Know Where You Fucking Live」を演奏中、演出として偽のライフル銃を使用。その偽ライフルにはマイクが取り付けてあり、マンソンが歌うと銃口が観客の方へ向くようになっていた。

このパフォーマンスの数時間前に米テキサス州で銃乱射事件が発生していたこと、さらにこの日マンソンがコンサートを行った場所、サンバーナーディーノは約2年前に実際銃乱射事件が発生し死者が出ていることなどから、この演出は大きな物議をかもすことになった。

この騒ぎに対しマンソンは声明を発表。

「銃乱射がほぼ日常のようになってきているこの時代の中で、わたしが銃を使ったのは演出でした。このような武器がいかに手に届きやすいということ、武器を目にするのがいかに“普通”になってきているかを表現したかったのです」

「私はこのパフォーマンスを無礼であったり無神経にするつもりはありませんでした。マイクの小道具として使った偽の銃は警察の承認を得て使ったものです。実際の銃によって被害を受けた方に、お悔やみを申し上げます」

【動画】偽ライフルを使ったマンソンのパフォーマンス