ジャスティン・ビーバー＆セレーナ・ゴメスが足しげく通う、“ヒルソング教会”の礼拝に潜入！ 異色の礼拝をレポート

ここのところ、復縁がウワサのジャスティン・ビーバー(23)とセレーナ・ゴメス(25)の2ショットが頻繁に目撃されている場所といえば、米ロサンゼルス市内のヒルソング教会。いったいどういう場所なのだろうか?

ヒルソング教会は、多くのセレブが信仰するキリスト教ペンタコステ派の教会だ。ジャスティン・ビーバー、セレーナ・ゴメス以外にも、ヴァネッサ・ハジェンズ、ヘイリー・ボールドウィン、ケンダル&カイリー・ジェンナー姉妹らが信仰している。

ヒルソング教会は同性結婚、中絶には反対の立場をとっていることを、明確に示している。Business Insiderの記者は、以上の点から「伝統的なキリスト教徒によるペンタコステ派教会が、どのようにして“教会体験”をリブランドしてみせたのか」と疑問を提起。11月5日に行われた、米ニューヨークでのヒルソング教会の日曜礼拝に参加してみた体験を、レポート記事として後悔している。

【本当に教会?】
会場となっているのは、Hammerstein Ballroomというホールで、コンサートやファッションショー、授賞式の会場としても使用される場所だ。朝10時から夜19時まで、計4回の日曜礼拝が行われているという。

入場待機列はとても長く、筆者はこの様子に「混乱」。「コンサートじゃなくて、礼拝にきたんだよね?」と自問自答するほど、参加者やスタッフはカジュアルな出で立ちだったという。つい何度か場所が正しいのか確認したそうで、そのたびに「もちろん!」「ようこそ!」と“フレンドリー”な返答を得たという。

金属探知機などを用いた、持ち物検査とボディチェックを経たあと、ついに入場。


【“神”テーマ限定の音楽フェス】
「一歩、ホールに足を踏み入れた瞬間から、音楽が鳴り響いていた」という言葉が表すように、ヒルソング教会の礼拝は、コンサートによく例えられる。ステージ上にはオーケストラ、教会のバンドはまるで「ポップバンド」のような曲を奏で、さながらその様子は「主題が神に限られただけの音楽フェスみたい」。

CBSによる2014年の調査では、ヒルソング教会の日曜礼拝には、毎週およそ7千人もの人々が参加しているとのこと。この様子を記者は、「純粋に感銘を受けた」としている。


【礼拝スタート】
壇上に現れたケイン牧師は、スポーティなポニーテールに、腕はタトゥーだらけ。およそ一般的な“牧師”のイメージからは程遠いが、会場中に歓迎されている様子で、いくつかジョークを披露し、笑いをとっていたという。

ケイン牧師は会場へ呼びかけると、妻を亡くした男性や、ガン闘病患者の求めに応じ、祈りを捧げた。一般的な説教が行われる場面もありながら、大規模な集会告知のプロモーション映像が流れることもあったという。


【愉快な説教】
ネイサン牧師による、天国に関する説教は、「ビックリするくらいおもしろい」内容。ありがたくも小難しい話ではなく、わかりやすいくだけた口調、ウィットにとんだ内容で、笑いも飛び交う聞きやすいものだったという。

例をあげれば、「キリストは物質的なことに関心がおありだったようで、聖書には天国よりも、金に関する記述が多い」のだとか。なお、Forbesの報道によれば、実際に聖書には、800か所以上も金銭にまつわる叙述があるという。


【ヒルソング教会とは】
パンフレットや献金のために配られる封筒もおしゃれ。「Word」と呼ばれている聖書も、堅苦しい体裁ではなくマンガみたい。こうしたポイントから、記者は「ヒルソングの魅力はわかりやすい」と結論付けている。

「ヘビメタバンドのTシャツを着ている信徒も、気軽に立ち寄れる」「牧師が魅力的」「バンドもめちゃくちゃいい」と、美点は尽きない。その一方で、「伝統的な教会のように、イベント告知が多く、献金の求めも」という一面もあるという。