テイラー・スウィフト、セクハラ裁判で支えになったのはケシャだった！ 電話での会話に感謝の意を述べる

テイラー・スウィフトが、セクハラに対する裁判の際、歌手ケシャからのサポートを受けたことに感謝の意を述べた。Just Jaredが報じている。

テイラー・スウィフトは、元ラジオDJの男性デヴィッド・ミューラーからセクハラを受けたとして裁判を起こし勝訴。つい先日発表された「TIME」誌の“今年の人”(Person Of The Year)にも、「THE SILENCE BREAKERS(沈黙を破る人たち)」として選出された。そんなテイラーが、Timeのインタビューで、裁判が行われている際にケシャと電話で話したことが自身にとって大事な時間であったことを明かした。

テイラーは「私に起こったことを笑いものにするかのように『テイラー・スウィフトがお尻を掴まれた事件』と書かれたニュースのへッドラインをインターネットで2年間も見てきたわ。いつものように真実は曲げられていた」、と自身の身に起こったことを面白おかしく記事にされていた当時の状況を振り返った。

しかし、そんな辛い時期に助け船を出してくれたのがケシャ。テイラーは「電話でケシャと話したわ。それが本当に士気をくじかれような裁判の過程を経験したことのある人と話すことに役立ったの。あれは気付くのに重要な時間だったと思う」と続け、ケシャに感謝の意を述べた。

以前ケシャが音楽プロデューサーのドクター・ルークとソニーとの契約解除を求めて起こした訴訟で敗訴した際、テイラーは高額な裁判費と弁護代で経済的に困窮していると伝えられていたケシャに対し、秘密裏で25万ドル(約2800万円)もの寄付をしたと報道された。そのことを受け、ケシャはRolling Stoneのインタビューに応じたケシャは、テイラーのことを「超優しい人」とベタ褒めしていた。

さらにテイラーは、俳優やプロデューサーなど業界内の人間による過去のセクハラ事件が明るみに出て連日メディアを騒がせていたハリウッドと自身のこうした経験を結びつけ以下のようにコメントしている。

「今年名乗り出た勇敢な女性や男性は我慢すべきではない権力の横行を人々に知らせることで、大きな変化をもたらしました。私は勝訴しましたし、自分を守る経済力はありましたが、このような行動に対して出廷するのは孤独で力が尽きるような経験でした。職場でのセクハラがこれまでより認知されているとしても、暴行者や状況のせいで言い出せずに恐れている人や犠牲になったと感じている人はたくさんいます」