マット・デイモン、ハリウッドを揺るがすセクハラ騒動に苦言！ しかし女優たちから批難が殺到する事態に

俳優のマット・デイモンが、現在ハリウッドを揺るがすセクハラ問題についてコメントした。しかしその発言に対し、女優たちから批難が殺到している。ニューヨークタイムズ紙などが伝えている。

ハリウッドでは、10月に大物映画プロデューサーのハーヴェイ・ワインスタインが、長年にわたり女優やスタッフに性的な嫌がらせや暴力を行ってきたことが明るみになった。それをきっかけに、多くの女優や業界人が、ハリウッドの俳優や制作者らから受けたセクハラ被害や性犯罪を告発するSNSキャンペーン「#METOO(私も)」運動が広がっている。

そんな中、ハリウッド俳優のマット・デイモンが苦言を呈した。ABCニュースのインタビューに応じたマットはハリウッドのセクハラ問題について「(告発されている事件の数々には)幅があるよね。つまり、だれかのおしりを叩くのと、レイプや児童虐待するのとでは違うと思いますよね?」「これらの行動は対処され、根絶される必要があるけれど、一緒にすべきではないですよね?」とコメント。マットは、これまで出てきているセクハラ問題には程度があり、罪の重さはそれぞれ違い、全てを一緒くたにまとめるべきではないという想いを明らかにした。

このマットの発言に対し、非難が殺到する事態に。女優のアリッサ・ミラノは「私はあなたがそう話す性的虐待の犠牲者だった。彼女たちはみんな傷ついていることには変わりないのよ」とツイート。さらにマットの元恋人で女優のミニー・ドライヴァーは「男性たちが女性たちの性的虐待、暴行、レイプの区別に対してこういった意見を持っていることは、彼らがいかに鈍感であるかを表しているわ。そしてその結果、この問題の一部になっていることは興味深いわね(驚きもしないけど)」とマットを批判している。

多くの女性たちを敵に回すこととなってしまったマット。これらの批判にどう反応するのだろうか…。