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ガン克服の「デクスター」マイケル・C・ホール「39歳まで生きられるか、ずっと考えていた」

2010年9月22日
人気サスペンス海外ドラマ「デクスター 警察官は殺人鬼」で主人公デクスター・モーガン役を演じているマイケル・C・ホールが、ガンを告知されたときの心境を赤裸々に語った。

9月17日のニューヨーク・タイムズ紙に掲載された特集インタビュー記事で、マイケルは父親が前立腺がんのため39歳の若さで他界したことを明かし、「11 歳のときに父を亡くしてから、39歳という年齢がずっと気になっていた。自分は39歳まで生きられるのか、どんな39歳を迎えるのかってね」と語った。

昨年末、リンパ組織で細胞がガン化してしまうホジキンリンパ腫だと診断されたとき、マイケルは38歳だった。「ガンと診断されてとても不安な気持ちになったけれど、一方で“へぇ、そうなんだ”って感慨深い気持ちにもなった」と、父親と自身を重ね合わせたことを打ち明けた。

しかし、辛い闘病生活を乗り越えたマイケルは、化学療法による苦しい副作用が収まってからというもの「これまでになくエネルギッシュになった」そうで、ガンが完全に消失したと伝えられたときは「まるで生き返ったような気分になった」とコメントしている。

同作のデクスター役や「シックス・フィート・アンダー」で演じた同性愛者の次男役など、抑圧された感情を抱えるキャラクターを演じることが多いことについて、マイケルは「自分も感情を抑圧する傾向にあるからね。似たような雰囲気を持っているから、このような役をオファーされるのだと思う」「気持ちを抑圧してしまうようになったのは、父親の死を上手に受け止めることが出来なかったからなんだよ」と、若くしてこの世を去った父親の影響を今なお受け続けていると語った。

マイケルは今年2月に父親が亡くなった年齢に追いついたが、現在「デクスター 警察官は殺人鬼」シーズン5の撮影を予定通りにこなしている。
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