ウディ・アレンの養女が、義父からの性的虐待の詳細を明かす 対するアレンは「デタラメ」と反論

映画監督ウディ・アレン(82)の養女ディラン・ファロー(32)が、義父から受けた性的虐待について、改めて口を開いた。

ディラン・ファローは、ウディ・アレンと女優ミア・ファロー(72)がパートナー関係にあった1980年代から90年代にかけて、ふたりの間で養女として過ごした。この関係は、彼女にとって義理の姉にあたるスン=イー・プレヴィンと、アレンの交際が発覚したことによって破たん。その際、ミア・ファロー側は、子どもたちへの虐待でアレンを訴えたが、後に取り下げた。

セクハラや性的暴行への告発が相次ぐ中、ウディ・アレンへかけられた疑惑も、再び注目されている。そんな中、ディラン・ファロー本人が、初めてカメラの前で自らが受けた被害の詳細を告白。米CBSのテレビ番組において、涙ながらに虐待を語った。

ディラン本人によれば、義父ウディ・アレンの“性的いたずら”は、彼女が7歳のころに初めて告発されたもの。幼い彼女を屋根裏に連れ込み、「外陰や陰唇を触った」と仔細に明かした。

ウディ・アレン側は、CBSに対して改めて性的虐待の存在を否定。25年前に捜査を受けて容疑が晴らされているとして、養女の訴えを「破局に憤る母親に吹き込まれたもの」として退け、「哀れなことに、ディランは自分が言っていることを信じているだけ」と述べている。

しかしディラン・ファローは、「私は真実しか話していないし、信用に足る人物です」と、すべて事実であることを強調。「大切なことは、ひとりの被害者、ひとりの告発者が、物事を変えられると、人々が気が付くことだ」と訴えている。