ドナルド・グローヴァー、グラミー受賞の別名義“チャイルディッシュ・ガンビーノ”は引退へ！ 「終わりあってこその進化」

グラミー初受賞から間もなく、俳優ドナルド・グローヴァー(34)が、ミュージシャンとしての別名義“チャイルディッシュ・ガンビーノ”の活動から引退する予定であることを表明した。

ドナルド・グローヴァーは、俳優として「オデッセイ」(2015)、「スパイダーマン:ホームカミング」(2017)といった人気映画に出演。主演と製作を手がけたドラマ「アトランタ」は、昨年、エミー賞にて部門別監督賞と主演俳優賞を含む2部門を獲得。年内には、「ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー」といった大作の公開も控えており、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いの活躍を続けている。

一方でミュージシャンとしては、“チャイルディッシュ・ガンビーノ”名義で、これまで3枚のスタジオアルバムをリリース。2016年リリースの作品「Awaken, My Love!(原題)」にて、グラミー賞5部門にノミネートされ、収録曲「Redbone(原題)」により、1月28日開催の授賞式では、自身初となるグラミー賞(Best Traditional R&B Performance)を手にし、授賞式ではパフォーマンスも行った。





しかし輝かしい実績の傍ら、ドナルド・グローヴァーは、“チャイルディッシュ・ガンビーノ”からの引退を考えていることを、公言している。昨年6月、ステージでのパフォーマンス中に、「次のアルバムが最後の作品になる」と明言。この思いは、半年以上経った現在も変わっていないようだ。Varietyが、グラミーバックステージでのインタビューを伝えている。

「約束は守るよ。心から感謝しているし、新しいプロジェクトにもとりかかっている。だけど、終わりがあるからいいんだ。それは進化にとって、大切なことだと思うから」

ドナルドは、「世間一般において、より良いものに進化していくために、“死”は不可欠である」との自説を主張。「正直に言って、進化しなくちゃならない状況に追い込まれるからこそ、終わりはいいものなんだと思う」と話した。