「そりゃないぜ!? フレイジャー」マーティン役ジョン・マホーニーが死去 享年77歳

俳優ジョン・マホーニーが死去。77歳だった。

ジョン・マホーニーは、2月4日、米シカゴの自宅にて死去。TMZの報道によると、代理人は「ホスピス(終末期)ケアを受けながら亡くなった」と発表している。詳細な死因は、現時点で明らかにされていない。

イギリス生まれのジョン・マホーニーは、戦後、姉を頼って渡米した先で教師の職を得るも、夢を捨てきれず40歳を前にして俳優を志すように。舞台からキャリアをスタートさせ、トニー賞を獲得するといった功績を遺した。

1993年から2004年まで放送されたシットコム「そりゃないぜ!? フレイジャー」では、主人公フレイジャーの父親マーティン・クレインを演じ、大ブレイク。この役では、エミー賞、ゴールデングローブ賞にノミネートされるなど、高い人気と評価を獲得した。

番組のキャスティングディレクターを務めたジェフ・グリーンバーグは、「偉大なるジョン・マホーニーが、77歳で死去した。彼より心優しく、優れた俳優を他に知らない。輝かしい11年間をともに過ごせたことは、私たち全員にとって幸運なことだった」と、故人をしのんでいる。

番組終了後、ジョン・マホーニーは「ER緊急救命室」「バーン・ノーティス 元スパイの逆襲」といった人気作品にゲスト出演。2015年の「刑事フォイル」が、生前最後のドラマ出演となった。