「glee」プロデューサー、ライアン・マーフィーがNETFLIXと契約！ 契約金は驚愕の３００億円超

米21世紀フォックス社にて「glee/グリー」、「アメリカン・ホラー・ストーリー」など多数のTVドラマシリーズを手掛けてきた売れっ子プロデューサーのライアン・マーフィーが、NETFLIXにて新作ドラマを制作することが先日、明らかとなったが、その契約金が300億円を超える破格の額であることがわかった。複数の米メディアが伝えている。

2月初旬、NETFLIXが「glee/グリー」の製作陣が手がける新作ミュージカルコメディ「The Politician(原題)」を、2シーズン分オーダーしたことが報道された。本作は1話60分で構成され、シーズンごとに主人公ペイトンが異なる政治争いに巻き込まれるというストーリーだという。

米Varietyによると、NETFLIXがライアン・マーフィーに支払う契約金は5年間で300億ドル(約324億円)という驚愕的な金額で、テレビ業界のプロデューサーとしては、破格の契約となる。

今回の契約は、ライアンが、今後5年間NETFLIXのみで新しい映像を作ることが明記されており、21世紀フォックスとの契約が切れる7月1日からスタートする。長年にわたりライアンによるヒット作の恩恵を受けてきたフォックス社にとっては大きな痛手となるだろう。また、21世紀フォックス社を買収したウォルト・ディズニー社にとっても、ショックな出来事だろうと米メディアは述べている。

NETFLIXにてライアンが手掛けることになる「The
Politician」には、ブロードウェイで実績を持ち、映画「ピッチ・パーフェクト」シリーズなどにも出演するベン・プラット(24)が主演としてキャスティング済み。「カリフォルニア州サンタバーバラ出身で、政治的な野心を持つ経済的に豊かな若者」ペイトンを演じる。

さらに本作には、エミー、グラミー、アカデミー、トニー賞すべてを獲得したミュージカル界の大御所バーブラ・ストライサンド(75)や、オスカー女優グウィネス・パルトロー(45)が、出演交渉中とのこと。なお、彼女は「glee」ゲスト出演をきっかけに、ファルチャックと婚約中の身でもある。

試作であるパイロット版は、ライアン・マーフィーが自ら監督し、もしバーブラ・ストライサンドとの契約が成立すれば、彼女自らがメガホンを取る可能性も。また、ベン・プラット、バーブラ、グウィネス・パルトローの3人が、プロデューサーを兼ねることもあるようだ。