DJ Avicii（アヴィーチー）の死去、事件性なし、真相究明のため兄が現地入り

人気DJ Avicii(アヴィーチー、本名ティム・バーグリング)の死去について、オマーン警察は事件性を否定した。

4月20日、Aviciiは滞在中だったオマーン・マスカットにて、遺体となって発見。翌日にかけて検死が行われた結果、事件性はないとの結論を得たことを、現地警察が発表している。米TMZが伝えた。

しかし現在までに、Aviciiの詳細な死因は明らかとなっていない。関係者によれば、兄デヴィッド・バーグリングがすでに現地入り。今週中にも、故郷スウェーデンへ遺体を搬送する予定であることが、警察を通じて発表されている。

Aviciiの死に関して、現時点ではわかっていないことの方がはるかに多い。故人は死の前日まで、ヨットでくつろぐ様子が目撃され、ファンと撮影した写真が複数公開されていた。ヨットで撮影された写真では、彼の手に何らかのドリンクが握られており、2013年のインタビューで彼は膵炎を理由に飲酒をやめたことを明らかにしていたため、このドリンクがアルコール類であるかについて、争点となっている。

その一方で、報道によれば、先週の時点で彼はそれまで宿泊していた現地の高級ホテル「マスカット ヒルズ」からチェックアウト。以降の足取りがつかめていない。兄デヴィッドが早々にオマーン入りした理由は、Aviciiのその後の滞在先や、同行者を調べ、死に至るまでの詳細な経緯を知るためとされている。