「オースティン・パワーズ」ミニ・ミー役ヴァーン・トロイヤーが死去 子役スタントほか、「ハリー・ポッター」など人気作にも出演

映画「オースティン・パワーズ」シリーズで、ミニ・ミー役を演じた俳優ヴァーン・トロイヤーが死去。49歳だった。

ヴァーン・トロイヤーの死は、家族を通じて発表。4月21日の午後に息を引き取ったという。

同メディアによれば、ヴァーンは今月はじめ、酩酊状態で、自殺の可能性があるとして警察の判断により入院。かねてよりアルコール中毒であることを明らかにしており、治療を受けていると米TMZは伝えていた。

ヴァーン・トロイヤーは、小人症をわずらっていたものの、本人いわく「両親から、他の一般的なサイズの兄弟たちと同じ扱いを受け、ミシガン州の農場にて成長」。1990年代から俳優としてのキャリアをスタートさせ、1994年の映画「赤ちゃんのおでかけ」にて主人公である赤ん坊役のスタントダブルを務めたのが、ハリウッドデビューとされる。

その後、「メン・イン・ブラック」(1997)、「ラスベガスをやっつけろ」(1998)といった作品で小さな役を演じたあと、「オースティン・パワーズ:デラックス」(1999)にてブレイク。2002年の続編「オースティン・パワーズ ゴールドメンバー」にも出演し、「ハリー・ポッターと賢者の石」(2001)でも小鬼(ゴブリン)のグリップフック役を演じた。映画以外にも、リアリティ番組へ活躍の場を広げていた。