Avicii（アヴィーチー）、アルコール中毒死を周囲は懸念していた？ 遺族は公式声明を発表

4月20日に死去したDJ　Avicii(アヴィーチー、本名ティム・バーグリング)について、友人たちがかねてより抱いていた懸念が明らかに。一方で遺族が初めて公式声明を発表した。

Aviciiは4月20日、オマーン・マスカットにて遺体となって発見。詳細な死因、そこにいたるまでの経緯は明らかになっていないものの、現地警察は事件性を否定する結論に至っている。

米TMZは、新たに故人がかねてより抱えていたアルコール中毒が、近年になって悪化していたことを報道。周囲が「いつか酒で命を落とすのでは」と心配するほどのものだったと伝えた。

なお、Aviciiは2012年にアルコールが原因の急性膵炎で入院を余儀なくされたこともあり、断酒をしていた。そのため死の直前にヨット上で撮られた写真にて、彼が手にしていたドリンクがアルコール類か否か、さまざまな憶測を招いていた。

一方で、Aviciiの遺族は、彼の死後初となる公式声明を発表。支援や、「ティムの音楽を愛し、大切な思い出を作ってくださったみなさんへ」感謝するとのメッセージを明らかにした。

「公式の場での集いや、教会において、またはコーチェラ(音楽フェス)でのトリビュートで、そして黙とうで、率先して彼を弔ってくださったみなさんに、お礼を申し上げます」

遺族はプライバシーへの配慮に感謝を示すとともに、「愛をこめて。ティム・バーグリングの家族より」との言葉で声明を締めくくっている。

Aviciiの兄デヴィッド・バーグリングは、すでに現地入りしており、今週中には故郷スウェーデンへ遺体を搬送する予定であることが、現地警察によって明らかにされている。