Avicii（アヴィーチー）、精神状態悪化を心配した家族が駆けつける直前に命を絶っていたことが明らかに

先月、死去したDJ　Avicii(アヴィーチー、本名ティム・バーグリング)が、生前に親族へ不穏な電話をかけていたことが明らかとなった。

Aviciiは、4月20日、オマーン・マスカットにて遺体となって発見。ガラスの破片で自傷しての自殺と見られている。親族は故人の精神状態を、生前から危ぶんでいたことが明らかとなった。Aviciiの地元である、スウェーデンのメディア「Stoppa Pressarna」が伝えている。

「家族はティムの精神状態が良くないことに、気が付いていました。アップダウンがあったのですが、オマーンを訪れてからは悪化しました。ティムとの電話で心配になった家族は、本当にひどい状態だと痛感し、行動を起こしていたのです」

Aviciiとの電話のあと、家族のひとりはすぐさまスウェーデンから中東オマーンへ飛んだ。しかし「間に合わなかった」と関係者は述べている。飛行機が現地に到着するわずか数時間前に、Aviciiは自ら命を絶った。

「家族にとってもあんまりな出来事でした。ティムが若くして死んでしまったことで、普通では感じ得ない無力感や、フラストレーションが残りました。大きな悲劇です。彼はとても優れた人物でしたから」

Aviciiの両親は、息子が自殺によってこの世を去ったことを、公式声明を通じて暗に認めている。この「最期の電話」に関する報道は、自殺が明らかになってから世に出てきたものだ。もう少しで救えなかったというニュースに、多くのファンがより胸を痛めている。