「glee」ライアン・マーフィー、新作ドラマのテーマは「#MeToo」ムーブメント！ ワインスタイン、ケヴィン・スペイシーらの事件を描く

人気海外ドラマ「glee/グリー」を手がけたライアン・マーフィー(52)が、次回作のテーマを明らかにした。

「glee」、「アメリカン・ホラー・ストーリー」、「スクリーム・クイーンズ」といった人気作を次々に世に送り出してきたライアン・マーフィーが、次回作のテーマとして提示したのは「#MeToo」ムーブメント。セクハラや性的暴力の被害者、支援者たちが起こした運動を扱う、アンソロジーシリーズになるとThe New Yorkerに語った。

新番組の原題は「Consent」。日本語では、「同意」や「承諾」、また意見や感情の「一致」といった意味を持つ単語だ。本作のモデルとして挙げられたのは、イギリス発のアンソロジードラマ「ブラックミラー」(チャンネル4⇒NETFLIX)。「テクノロジー」というテーマのみが共通した、異なる人物・舞台を扱ったアンソロジーシリーズだ。

「ブラックミラー」に倣い、「Consent」でも各話ごとに異なる事件を取り上げたエピソードが制作される予定。ライアン・マーフィーは、大物プロデューサーという立場をかさに着て女優たちに度重なるセクハラ行為を行ったと告発されたハーヴェイ・ワインスタイン(66)や、未成年の少年に性的暴行を加えようとしたことを告発され、ゲイであるとカミングアウトし「事態を混同させた」となおさら批判を浴びた俳優ケヴィン・スペイシー(58)らの事案を扱う考えがあると明らかにしている。

なお、現時点において「Consent」の制作・放送開始時期や、プラットフォーム(放送媒体)は未決定。ライアン・マーフィーは、昨年に5年間で300億ドル(約324億円)という破格の契約をNETFLIXと結んだものの、この契約がスタートするのは今年7月から。一方で従来通り、米FOX傘下の放送局「FX」との契約もいまだ残っているため、「Consent」の落ち着く先は定まっていない。