新「チャームド」に、オリジナル版出演者たちは否定的！ リブート版関係者は「観てから言って」と反論

今年、かつて「チャームド～魔女3姉妹～」として放送された人気ドラマが、リブート版として復活する。しかし課題は少なくなさそうだ。

オリジナル版「チャームド～魔女3姉妹～」は、1998年から2006年まで放送された、邦題の通り魔女の3姉妹が主人公のSFドラマ。ホリー・マリー・コームズ、アリッサ・ミラノ、ローズ・マッゴーワン、シャナン・ドハーティらが出演していた。

リブート版は、オリジナル版の原題と同じ「Charmed」として、この秋から米CWにて放送される。キャストは一新され、メロニー・ディアス(映画「フルートベール駅で」)、マデライン・マントック(映画「オール・ユー・ニード・イズ・キル」)、サラ・ジェファリー(ドラマ「シェイズ・オブ・ブルー ブルックリン警察」)が新たな3姉妹を演じる。

しかしオリジナル版に次女パイパー役で出演していた、ホリー・マリー・コームズは、旧キャストやクリエイターを一切起用しなかった新シリーズに対して否定的だ。リブート版は、オリジナル版が築いた遺産を、資本主義的に消費したものにすぎないと、ツイッターを通じて辛辣な評価を下している。

同じく長女プルーデンス役を演じたシャナン・ドハーティも、時代背景を意識してか「リブート版はよりフェミニズムを考慮した作品」という売り込みに対し、複雑な思いがあることを告白。オリジナル版も同じように、影響力があったと主張している。

一部のファンは、「#StopCharmedReboot(『チャームド』のリブートを取りやめろ)」といったハッシュタグを用いた、ネガティブキャンペーンを展開。これに対してCWの代表は、「新しいキャストにチャンスを与えてほしい」と擁護。「番組を観てから評価を下して」と呼びかけた。

そんな中、ついに新「チャームド」の予告映像が初めて公開。ふたりきりの姉妹が実は3姉妹だった……死んだ母親は魔女だった……次々と発覚する真実に戸惑いながらも、絆を強める3人の姿が描かれている。

【動画】まずは観てから判断して! 新「チャームド」予告編


5月17日には、お披露目イベントとしてアップフロントが開催。末っ子マディソン役を演じるサラ・ジェファリーは、「みなさんがどれだけオリジナル版を愛しているかは、私たちみんながわかっています」と、否定的な意見にも一定の理解を示している。その上で「私たちにやらせてみて。きっと好きになるから」と、自信をうかがわせた。(UsWeekly)

次女のメルを演じるマデライン・マントックも、オリジナル版に対して「リスペクトしているが、過剰に意識はしない」と話している。「(オリジナル版とリブート版は)まったく違った存在。オリジナル版が成し遂げたことに敬意ははらうけれど、私たちは自分たちなりにやっているの」