放送終了が決定した人気ドラマ「LUCIFER」、ファン＆キャストの努力実って、追加エピソード放送決定！ 他局が救済する可能性は？

打ち切りが決定した海外ドラマ「LUCIFER/ルシファー」が、追加エピソードを放送することを決定。一方で、シーズン更新の可能性が検証されている。

米FOXは、今月まで放送されていたシーズン3をもって、番組を終了することを発表。しかし直後から、タイトルロールを演じるトム・エリス(39)、さらには日本国内を含む番組のファンが、「#SaveLUCIFER(ルシファーを救って)」「#RenewLUCIFER」「#PickUpLUCIFER」(ルシファーを継続・更新して)といったキャンペーンを、SNS上で展開していた。

彼らの努力が実ってか、FOXは「LUCIFER」の追加エピソードの放送を決定。シーズン4の一部として、すでに収録済みの2話分を、現地時間5月28日に放送することを決定したと、米TVLineが伝えた。

2 ALL NEW bonus episodes of #Lucifer are going to be shown on Monday 28th May on @FOXTV Be sure to watch, tweet and let people know!!!!#SaveLucifer https://t.co/n53FiP81JT

— tom ellis (@tomellis17) 2018年5月21日

しかしファンや関係者が真に望むのは、前述の2話を含む、“シーズン4”の放送だ。オンラインで署名を募る「Change.org」における番組復活のページでは、すでに25万人以上が賛同。DigitalSpyは「今期最大のサプライズ」とした打ち切りから、「LUCIFER」が復活する可能性を検証。「ブルックリン・ナイン-ナイン」のように、FOXから移籍できそうなプラットフォームをいくつか紹介している。

まず同メディアが名前を挙げたのは、別の放送局CWだ。同局は他局に打ち切られた「スーパーガール」を拾い上げた過去を持ち、さらに「ARROW/アロー」他DCコミックスが原作のドラマを複数放送している。もともと「LUCIFER」も、これらの作品と同じくDCコミックス原作の作品だけに、どうかと思いきや、実はこれが逆に「視聴者の年齢層が合わない」とのネックに。トム・エリス本人がRadioTimesに対して、「CWはうまくはまらない」と明かしている。

次に同メディアは、Huluの可能性を検証。アメリカ国内にて、「LUCIFER」の配信権を持つのは同社だ。番組の買い上げに興味を示しているとも報じられたが、Deadlineによれば「望み薄」。同じくNETFLIXも、ライバル企業である「Amazonプライム」がイギリス国内における配信権を持つため、少々ややこしい事情を抱えている。

では「Amazonプライム・ビデオ」はどうなのか。前述したとおり、同社が英国内配信権を持つことは、プラス要素だ。加えて同社は、BBCが打ち切った「Ripper Street(原題)」を復活させた経歴もある。トム・エリス自身、この事実を好意的にとらえている。

最後に紹介されているのは、DCコミックス自ら運営を開始するストリーミングサービス「DC Universe」だ。今年後半のローンチを予定しているサービスだが、すでにいくつかの独自コンテンツの制作・配信予定を明かしており、「LUCIFER」がしっくりはまるプラットフォームとなる可能性はある。