オスカー俳優モーガン・フリーマン、女性８人からセクハラ告発される！ ＳＡＧ生涯功労賞はく奪の可能性も

映画「ミリオンダラー・ベイビー」(2004)でアカデミー賞を獲得した名優モーガン・フリーマン(80)が、セクシャルハラスメントで告発され、本人が謝罪を行った。

モーガン・フリーマンへの告発は、5月24日、米CNNにて行われた。同局のリポーター　クロエ・メラス(31)を含む、8人の被害者と、8人の目撃者が、映画撮影現場や公のイベント、モーガン自身のプロジェクト現場などで行われた、女性たちに対する不適切な行為を明らかにした。

そのうち一件は、映画「ジーサンズ はじめての強盗」(2017)を撮影中だった2015年、プロダクションアシスタントが「下着をつけているか確認するため、スカートをめくろうとした」「体型について言及した」というもの。このときその場に居合わせた共演のアラン・アーキン(84)が、モーガンを咎めたという。

映画「グランド・イリュージョン」(2013)でモーガン・フリーマンと関わった女性は、自身や他の女性の身体について、彼が何かとコメントしていたことを暴露。彼が現場にいる際は、女性たちが肌を隠すようになったと話している。

番組に出演していたCNNのリポーター　クロエ・メラス自身も、妊娠6か月当時、ジャンケットにてモーガン・フリーマンにインタビューを行った際のエピソードを告白。じろじろと見つめられ、「妊娠した現場に居合わせたかった」と繰り返し発言していたことを明らかにした。

こうした告発を受け、モーガン・フリーマンはHollywood Reporterに対し、公式声明を発表。「わたしを知り、一緒に仕事をしたことがある方々ならば、わたしは意図的に、あるいは故意に他人を容易に傷つけることができる人間ではないと、ご存じのはずです」と、一連の行為を釈明。その上で、「不快な思いをされた方、虐げられたと感じた方々に、お詫び申し上げます。そういうつもりではありませんでした」と、謝罪した。

しかし米TMZは、この告発によって、“俳優モーガン・フリーマン”が、これまで手にしてきた栄誉をはく奪される可能性があると報じている。モーガンは今年1月、映画俳優組合(SAG)より生涯功労賞を与えられていたは、同組合の代理人は、彼の行為は組合の理念に相反するものとしており、なんらかの措置がとられる可能性があることを示唆している。また、クレジットカードで有名「VISA」と、カナダ・バンクーバーを拠点にしたトランジットシステム会社「TransLink」は、彼を起用した広告を引き上げる意向を明らかにしている。