ジョージ・タケイのレイプ疑惑に、矛盾が続出で告発者が証言を撤回！ 「彼は犯罪者ではない」と認める

「スタートレック」シリーズでおなじみの俳優ジョージ・タケイ(81)が、性的暴行で告発を受けた。しかし相手の証言から矛盾が続出し、告発者がこれを撤回することで騒動に終止符が打たれることとなった。

昨年11月、ジョージ・タケイはスコット・ブラントンという男性モデルから、1981年のレイプ未遂容疑で告発を受けていた。当時23歳だったブランドンは、バーで彼に一服もられ、前後不覚になっていたところを襲われかけたと証言していた。

しかしかねてよりタケイとの関係が深いシェーン・スノウというリポーターが、徹底的にブラントンの証言の数々を検証。その結果、複数の矛盾点、および疑問が噴出。5月24日に公開された「Observer」の記事にて、彼の証言にあるような効果を示すレイプドラッグが、1981年当時には存在しなかったことや、タケイと後日再会したという証言をあとから取り下げたこと、さらに元検事による「起訴しようがない」とのコメントなどが明らかにされた。

スコット・ブラントンが言う“レイプ未遂”は、「股間をつかまれ、下着を脱がされかけた」というものだったが、Hollywood Reporter、CNNと、各メディアごとに証言は変わり、あとから「ドラッグを盛られた」説が加わり、ジョージ・タケイは媒体によってシャツを脱いだり着たりとかなりあやふやなところがあった。最新の証言では“股間”の部分は削られ、「パンツを脱がそうとした」と述べるにとどまっている。

シェーン・スノウが直接質問をぶつけたところ、返ってきたのは「えぇと、おそらく、彼は明らかに……何かやろうとしていた」という答え。結局ブラントンは、タケイが彼の性器に触れたか否か、記憶がハッキリしていないことを認めた。さらに自身は性的暴行を受けたと思うかと問われ、「いいえ」と否定。「ただの望まざる事態。奇妙な出来事だった」として、ジョージ・タケイは性的暴行者でも、犯罪者でもないと明確に述べた。

ジョージ・タケイ本人も、この記事を自身のSNS上でシェア。自身、そして夫にとって「とても困難な出来事」であったとしながらも、「この悪夢が幕引きとなったことを、とても喜ばしく感じる」とツイート。かねてより述べていた通り、「ブラントン氏、彼が言う40年前の出来事、いずれも記憶にない」と身の潔白を強調しつつ、現代社会にとって、重要な出来事であったと近年相次ぐセクシャルハラスメントや、性的暴行の告発行為へ、理解を示した。

ジョージ・タケイは自身を告発したスコット・ブラントンを責める意思はないことを明らかにし、「彼の平穏を願っている」と述べている。加えて騒動中にサポートしてくれたファンへ、丁寧に感謝の意を表した。

As many of you know, this has been a very difficult period for myself and my husband Brad as we have dealt with the impact of these accusations, but we are happy to see that this nightmare is finally drawing to a close. https://t.co/nHCjnebCBO

— George Takei (@GeorgeTakei) 2018年5月25日

It is in that spirit that I want folks to know, despite what he has put us through, I do not bear Mr. Brunton any ill will, and I wish him peace.

— George Takei (@GeorgeTakei) 2018年5月25日

Brad and I are especially grateful for the many fans who stood by me throughout this ordeal. Your support kept us going, and we are so immensely thankful for you.

— George Takei (@GeorgeTakei) 2018年5月25日