「スーパーナチュラル」に、シーズン14で終了の可能性？ 人気ドラマが抱える不安要素とは

人気海外ドラマ「スーパーナチュラル」は、来期シーズン14にて放送を終了する?　ファンにとって、憂鬱なニュースが話題だ。

「スーパーナチュラル」は、2005年に放送をスタート。ジャレッド・パダレッキ(サム役)と、ジェンセン・アクレス(ディーン役)が演じるウィンチェスター兄弟が、超自然的=スーパーナチュラルな存在と闘うホラーアクション作品は人気を博し、現在までに13シーズンが放送された。

本作を生み出したエリック・クリプキは、「自分が予定していたストーリーは語り終えた」として、シーズン5で降板している。番組はクリプキが離れてからも放送を続けてきたが、ここにきてファンは再び放送終了に怯える事態に陥っていると、DigitalSpyが伝えている。

懸念の呼び水となっているのは、「長いマラソンを走る上で、大きなポイントをいつも念頭に置いている」というアクレスのコメントだ。彼は2016年に、EWに対して「300話はいい目標」と述べていた。パダレッキも彼に同意し、「300話に達したとき、ぼくらは別れを告げるいいタイミングだと思うだろう」と、「変化へのチャンス」を語っていた。

この“300話”は、シーズン14第13話。つまりウィンチェスター兄弟とのお別れは、もう目前に迫っている可能性があるのだ。

クリエイターのひとりであるアンドリュー・ダブは、このウワサに対して「そこで終わりだとは考えていない」と発言している(TVLine)。番組を継続する意思があることを強調し、「まだまだ届けたい物語がある」「300話まで到達できる番組はそうないとは思うが、そこで締めくくることは考えていない」と述べた。

また、騒動の発端となったジャレッド・パダレッキも、「みんなが望む限り、ぼくは出演を続ける。過去の発言を改めなくては」とファンを安堵させた。

とはいえ「スーパーナチュラル」シーズン14は、これまでからエピソード数を減らし、20話での放送が決定している。アメリカのテレビ業界において、エピソード数の減少は、そのあとに打ち切りが控えているパターンが少なくないため、シーズン15以降への懸念は捨てきれない状況だ。「最悪に身構えておくことも、あるいは必要かもしれない」と、DigitalSpyは記事を締めくくっている。