海外ドラマ「タイムレス」、打ち切りから復活も再打ち切りで完全終了か？ 新放送局も見つからず、劇場版も絶望的

打ち切りからの復活を繰り返してきた海外ドラマ「タイムレス」が、いよいよ終了へ?　次シーズンの放送局が未定であることを、ショーランナーが認めた。

タイムマシンを用いて歴史改ざんを阻止すべく奮闘する主人公たちの活躍を描いた「タイムレス」は、2016年に米NBCにて放送を開始。昨年5月、シーズン1終了後の打ち切りが発表されるも、3日後、交渉の末に継続が決定。今年3月より、シーズン2が放送されていた。

今年6月、米NBCは二度目の「タイムレス」再びの打ち切りを発表。番組継続のための努力は続けられていたが、今回の決断は覆らず、エリック・クリプキとともに番組を指揮するショーン・ライアンは、製作会社であるソニー・ピクチャーズ・テレビジョンから、「シリーズを継続させてくれる放送局が見つからなかった」との通告を受けたことを、ツイッターにて明らかにした。

ライアンは、ソニーによる継続の道を探るあらゆる努力はこれで終わらないと明言している。しかしその一方で、出演者たちの契約はこれで解除になったことを認めており、シーズン3が実現する可能性は消えたと述べた。

TVLineによれば、「タイムレス」は、打ち切りが明らかになった時点から、シリーズ完結編となる劇場版の制作が取り沙汰されてきた。とはいえ今となっては、これが実現する可能性も限りなく低いようだ。ショーン・ライアンは「話し合いは続いている」としながらも、「資金面での障害」の存在を明かしており、「進捗があれば知らせる」としながらも望みは薄いことを認めている。

ショーン・ライアンは、一連のツイートを、キャスト、スタッフ、そしてエリック・クリプキ、自身の名のもとに、「番組のために戦ってくれた」ファンへの感謝で締めくくっている。「きみたちがシーズン2を実現させてくれた。シーズン3への希望を持たせてくれた。良い報せができることを願っています」