「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」から解雇されたジェームズ・ガン監督の再雇用を求める署名に30万人が賛同！ 復帰の可能性は希薄でも、署名が集まる理由とは？

過去の不謹慎ツイートを理由に、ディズニーから映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」最新作における契約を切られたジェームズ・ガン(51)の再雇用を求め、ファンが奔走している。

過去二作同様、ジェームズ・ガンは、シリーズ第三作「Guardians of the Galaxy Vol 3(原題)」の監督に決まっていたが、先週末、過去に行っていたペドフィリア・小児性愛的なものや、性的暴行に関するツイートの内容が問題に。「擁護しようがない」として、ディズニーとの関係は途絶えることとなった。

これを受けて、オンライン署名サイト「change.org」では、ジェームズ・ガンの再雇用を求めるキャンペーンが開始。現在(7/26)までに、30万人以上がこれに賛同するほどの盛り上がりを見せている。発起人であるチャンドラー・エドワーズは、「この署名活動はきっと何の変化ももたらさないことは重々承知しているが、ディズニーが自ら犯した過ちを自覚し、将来繰り返さないためになることを願う」と、立ち上げの意図を説明している。

「もしスタジオと仕事をしている真っ最中に、バカなことを山ほど言いだしたら、という場合なら賛同できる。スタジオには彼を解雇する権利がある。今回の事態はまったく別物で、彼が問題となったジョークをつぶやいたのは、ディズニーと仕事をはじめる何年も前のことだ」

また彼は、「もしガンを解雇するのなら、過去に失言したことがあるすべての監督を解雇しなくてはならない」と主張。「この地球上に、一度としてバカなジョークを口にしたことがない人間がいるとは、到底思えない」とジェームズ・ガンを擁護した。

しかし現実として、ディズニーが一度下した決断を、覆す可能性はほとんどゼロに近いということを、彼は強調している。「もしマーベルが目を覚まして、ガンを再雇用すればそれは素晴らしいことだが、そうならなかったとしても、私たちの署名はディズニーが過ちを犯したという証拠になる。私はそれを勝利としたい」と述べ、この主張に大勢が共感したという運びだ。