クリス・プラット他「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」出演者が、ジェームズ・ガンの監督再雇用を求める共同声明を発表

主演クリス・プラット(39)をはじめ、映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズに出演するキャスト9人が、ディズニーによって解雇されたジェームズ・ガン(51)の監督再雇用を求める共同声明を発表した。

先週、ジェームズ・ガンは、過去に行っていた不適切なツイートを理由に、現在制作中のシリーズ最新作「Guardians of the Galaxy Vol. 3(原題)」の監督業から解雇された。

これに対して主人公ピーター・クイル/スター・ロード役クリス・プラットは、「ジェームズ・ガンが過去に行った不適切なツイートは支持できないけれども」と前置きをした上で、「彼は善人だ。個人的な願いとして、彼の監督再雇用を求める」との声明を自身のインスタグラムに掲載。長いメッセージには、プラット本人に加え、ゾーイ・サルダナ(ガモーラ役)、デイブ・バウティスタ(ドラックス役)、ブラッドリー・クーパー(ロケット役)、ヴィン・ディーゼル(グルート役)、カレン・ギラン(ネビュラ役)、ショーン・ガン(クラグリン、ロケット役)、ポム・クレメンティエフ(マンティス役)、マイケル・ルーカー(ヨンドゥ役)の直筆署名が添えられている。

「ファンと友人へ」宛てた声明は、まず最初に「私たちは、ジェームズ・ガンを全面的に支持します」との言葉から始まる。この10日間、彼らも大きなショックを受け、ファンからの「思い、祈り、議論」に対して、励まされたことを明らかにしている。

声明の中で、彼らは改めて「数年前に行った彼のツイートを擁護するつもりはない」と、ハッキリ一線を引いている。しかし「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」への出演は、彼ら一人ひとりにとって「名誉」なことであり、「この出来事について、私たちの中にあるジェームズへの愛、彼への支持、そして感謝を示さずにはいられなかった」と絆を強調。

「私たち一人ひとりが、ジェームズ・ガンという友人と、将来また一緒に仕事をすることを心待ちにしています。彼の物語はまだ終わっていません」

彼らは自分たちを、ジェームズ・ガンが描こうとした「償いを探し求めるはみ出し者」を演じるためにキャスティングされたことを位置づけ、この経験が「自分たちの人生を変えてくれた」と主張する。「(映画で描かれた)償いというテーマは、現状にこれ以上ないほどピッタリだ」

小児性愛、性的暴行というセンシティブなトピックをあざけったジェームズ・ガンについて、彼らは「世論という裁判で裁かれるには、最適の被告とは言えない」と認めている。それでも世間に対して、「政治的スペクトラムから誹謗中傷にいたり、群集心理を武器に換えることを取りやめてくれる」ことを願っている。

彼らは今回の出来事が、「自分の発言に大きな責任が付きまとう」という教訓になることを望んでいる。そして言葉の力が、「お互いを傷つけるのではなく、助け合い、癒やし合う」ことにつながることを願い、声明を締めくくった。

Although I don’t support James Gunn’s inappropriate jokes from years ago, he is a good man. I’d personally love to see him reinstated as director of Volume 3. If you please, read the following statement- signed by our entire cast.

chris prattさん(@prattprattpratt)がシェアした投稿 - 2018年 7月月30日午前9時41分PDT