NETFLIXが「ナルニア国物語」の完全映像化を決定！ 原作7本分すべての権利を取得

米配信大手「NETFLIX」が、C・S・ルイス原作の児童書「ナルニア国物語」の完全映像化計画を発表した。

「ナルニア国物語」は、C・S・ルイスによって、1950年から1956年までに発表された7作から成る児童書シリーズ。これまでにも何度か実写化されており、特に2005年から2010年にかけて公開された映画シリーズが有名だ。

NETFLIXは10月3日、「ナルニア国物語」を元にしたテレビシリーズと映画作品を制作するため、権利を持つThe C.S. Lewis Companyと複数年契約を結んだと発表。TVLineによれば、全7作分すべての権利を一社が取得するのは、初めてとのことだ。

同社はすでに、マーク・ゴードンとヴィンセント・シーヴァーを製作総指揮として起用。NETFLIXのCOOであるテッド・サランドスは、同作について「数世代にわたって世界中で愛されてきた作品」としており、自社の新作について「多くの家族が、アスランをはじめとするナルニアのキャラクターたちと恋に落ちるでしょう。これから数年、彼らにとってホームとなりえることに、スリルを感じています」と述べた。

また、原作者C・S・ルイスの継子ダグラス・グレシャムは、本作に製作総指揮として参加。「まだまだナルニアを見たいと感じる人々が存在すると知れて、とても素晴らしい気持ちです」とコメント。「NETFLIXは、この野望を遂げるのに最適なメディア。目標達成に向け、彼らと仕事を進めるのが待ちきれない」と、全面的な支持を表明している。