トム・クルーズ、ＴＶドラマ版「ジャック・リーチャー」に抜擢されなかったのは「背が低すぎるから」！？ 原作者が赤裸々告白

トム・クルーズ主演のヒット映画「ジャック・リーチャー」が、トムなしでテレビドラマ化されることが先日明らかとなったが、今回トムがドラマに採用されなかった理由が明らかとなった。

「ジャック・リーチャー」は、流れ者であるタイトルロールの活躍を描いた、リー・チャイルドによる小説シリーズ。トム・クルーズ主演で映画化され、「アウトロー」(2012)、「ジャック・リーチャー
NEVER GO BACK」(2016)のシリーズ二作が公開された。

Peopleによると、原作者リー・チャイルドによって描かれていた主人公、ジャック・リーチャーの身長は約195センチの大柄。しかし映画でジャックを演じたトムは約170センチと、原作のキャラより25センチも低い。

チャイルドは11月14日、BBC Radio
Manchesterに出演した際、トムについて「彼は本当にナイスガイだよ。映画撮影の時もすごく一生懸命だったし、真剣だった」「でもリーチャーの身長は、原作の読者に取って物凄く大切なんだ。彼のキャラクターを構成する大きな要素だから」と、説明。

さらに「リーチャーという人物が部屋に入ってくると、一瞬みんな緊張する、そんなキャラクターなんだ。でもトムは、才能は充分にあるけど、そういったフィジカル(体)を持っていないんだよ」と、ドラマシリーズにトムを起用しなかった理由を明らかにした。

もっとも映画1作の出演料が10～30億円程度といわれるトム・クルーズをTVシリーズに起用して収支を成り立たせるのは非常に困難だろう。また映画界で活躍するトム・クルーズが、長期間にわたって拘束されるTVシリーズにあえて出演することも考えづらい。TVシリーズにはあえて、比較的無名でギャラの安い俳優でフレッシュにスタートする方がリスクも少なく、また成功した際の利益も大きくなる。トム以外の俳優を起用するのは自然な流れと言えるだろう。

チャイルドは、今回テレビシリーズには「A級スターは必要ない。完ぺきな男を見つけ、一から出直ししたい」と今後について語った。