人気アニメ「スポンジ・ボブ」原作者ステファン・ヒーレンバーグが５７歳で死去 死因は患っていたALS

米人気アニメ「スポンジ・ボブ(原題:SpongeBob SquarePants)」の原作者、ステファン・ヒーレンバーグが死去。57歳であった。

Daily Mailによると、「スポンジ・ボブ」を放送している米放送局ニコロデオンは現地時間11月27日、公式ツイッターにて、ステファン・ヒーレンバーグ氏が死去したことを発表。

「『スポンジ・ボブ』の原作者であるステファン・ヒーレンバーグが死去したことを、悲しみとともにみなさんと共有します。今日、私たちは彼の人生と残した作品を称えるため、黙とういたします」

ステファン氏は2017年3月に難病の筋萎縮性側索硬化症(ALS)を患っていることを公表。死因はALSとされている。

彼はアニメ「スポンジ・ボブ」を発案し、キャラクター作成、プロデュース、監督を務めた。1999年に同アニメの放送が開始して依頼、数百話ものエピソードや映画が制作され、さらにはブロードウェイでもも上演されるほど人気を博している。

ステファン氏は過去にワシントン・ポストのインタビューで「自分は海洋オタク」であることを話している。また彼は海洋生物学を勉強し、「Orange County Marine Institute.」で潮だまりにいる生物について子供たちに教えていた経験も持っている。「僕がアニメを作るのは、ただ絵を描くこと、物を創ることがすきだから。カメラの前に出たりセレブでいることに興味はないよ。人が嫌いなわけじゃないけど、プライバシーを重要視したいんだ」とも語っていた。

ニコロデオンはVariety誌に出した声明で「ステファンは素晴らしいクリエイターで、何百万人ものファンに喜びをもたらしてくれました。私たちの思いとサポートは、彼と彼の家族と共にあります」と綴っている。