テイラー・スウィフト、コンサート会場でストーカーを発見するために顔認証システムを導入！ ファンから批判の声も

歌手のテイラー・スウィフトがファンに対し顔認証を行い、ストーカー探しをしたとして物議をかもしだしている。

Rolling Stoneによると、テイラー・スウィフトは今年5月、米カリフォルニア州ローズ・ボウルで開催された自身のコンサート会場にて、ファンの顔を認証するシステムを使用。会場にいたファンはそのことを知らされていなかったという。

会場には、テイラーがコンサートのリハーサルを行っている映像を流していた画面が用意されていたのだが、実はそれは顔認証システム。立ち止まり、画面を見ていたファンの顔の写真は、テネシー州ナッシュビルの会社に送られていたという。

撮影された顔写真は、テイラーのストーカーや、その他セキュリティー的に問題のある人物の顔写真と照らし合わせるのに使用されたという。

このテイラーの行動が重大なプライバシーの侵害だと主張するファンも一部いる。しかしGuardianによると、アーティストが行う全てのコンサートは、そのアーティストのプライベートイベントとみなされ、アーティスト側は観客を監視することができるという。しかもそれを観客に知らせる義務もないそうだ。

この顔認証システムが使用された5月、実はテイラーの熱狂的ファンがストーカー行為で逮捕されている。ストーカーはニューヨークにある彼女の自宅に突撃。彼は数か月にわたり、何度もテイラーの自宅周辺に現れ、さらに、テイラー宅のドアベルを1時間にわたって鳴らし続けるなど迷惑行為を繰り返した。彼には禁固6ヶ月、5年の保護観察処分が下された。

顔認証システムが原因で逮捕に至ったかは不明だが、これまで何度もストーカー被害を受けているテイラーにはこのような監視システムが不可欠なのかもしれない。