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米国民的女性トークショーホストが放送局を開局

2011年1月3日
米人気テレビ司会者オプラ・ウィンフリーが設立した放送局オプラ・ウィンフリー・ネットワーク(OWN)が、1月1日に開局した。

アメリカで最も視聴されているトーク番組「オプラ・ウィンフリー・ショー」で大ブレイクしたオプラは、知名度を利用した慈善活動などを展開し女性から絶大的な支持を得ている。つい最近も、アメリカの芸能界で素晴らしい功績を残した人々に贈られるケネディ・センター名誉賞を受賞したばかりで、国民に強い影響力を与えるメディアの女王として知られている。

OWNは、ケーブルテレビ向け専門チャンネルを多数運営しているディスカバリー・コミュニケーションズとオプラの会社Harpo Productionsのジョイント・ベンチャー。「視聴者に自信を与える」「視聴者と世界を繋げる」ことをモットーに掲げたオプラの理想が詰まったチャンネルだという。

オプラは、25年間続いた人気トーク番組「オプラ・ウィンフリー・ショー」で、理想的なテレビのあり方を確立したと自負しており、開局直後のメッセージでは、「OWNは、理想のテレビを、様々な新番組を通して24時間いつでもお届けできるようにする」と宣言。「私が、OWNで放送する全てを厳選しました。あなたへ、視聴者のために慎重に選んでいるのです」と語りかけた。

続けて、オプラはOWNで放送する番組ラインナップを発表。2011年春に幕を閉じる「オプラ・ウィンフリー・ショー」の裏舞台を追う「Season 25: Oprah Behind the Scenes」、人気キャスターのダイアン・ソーヤー、ビヨンセの夫でラッパー、音楽プロデューサー、実業家のジェイ・Z、「アメリカン・アイドル」の審査員だったサイモン・コーウェルら、時代を引っ張ってきた著名人にオプラがインタビューする「Oprah Presents Master Class」などの番組を紹介した。

開局まで2年の月日を費やしたというOWNは、米ケーブルテレビのコムキャストやディレクTVのほか、大手ケーブルビジョンでも視聴できる。OMNが成功した場合、オプラは「オプラ・ウィンフリー・ショー」で得ていたギャラをはるかに超える収入を手に入れるだろうと見られている。
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