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リンジー・ローハン、2ヶ月ぶりにリハビリ施設から出所

2011年1月4日
人気海外ドラマ「アグリー・ベティ」などにも出演している歌手・女優のリンジー・ローハンが、10月22日の裁判で命じられた更生リハビリ施設での治療を終え、1月3日に出所したと報じられた。

リンジーの母親ディナは、米E!の取材に応じ、リンジーが予定通り3日に出所したことを明かした。USマガジンによると、リンジーは当分の間、ベニスビーチにある4ベッドルームのビーチハウスに住む予定。このビーチハウスの隣人は元恋人のサマンサ・ロンソンだという。

リンジーは、2007年の薬物所持、飲酒運転保護観察処分に違反した罪で禁固90日間が言い渡され、2010年7月20日に収監されるも、重罪でないこと、刑務所が定員オーバーであることから13日目に釈放。直後に入所した更生施設も22日後に出所した。しかし、保護観察期間が終了する2011年8月まで抜き打ちで薬物検査を受けることが義務づけられており、出所後、間もなく受けた検査でコカイン・覚せい剤使用が発覚。9月24日に保護観察期間中の違反行為だとして保釈なしの禁固30日間の刑に命じられ、収監された。しかし、リンジーの弁護士が軽罪だとして上訴。保釈金を支払い、14時間足らずで釈放。その後はベティ・フォード・センターでリハビリ治療を受けていた。

検事ダネット・マイヤーズは、リンジーの保護観察期間中の違反行為に対して禁固6ヶ月を求刑していたが、ロサンゼルス郡上級裁判所のエルデン・フォックス判事は、リンジーが提出した反省文から更生の余地があると考慮。10月22日の裁判で、ベティ・フォード・センターで2011年1月3日までリハビリ治療を受けることを命じる判決を下した。

入所後のリンジーは、治療プログラムをきちんとこなし、11月には監視つきではあるが外出許可が下りるようになった。感謝祭とクリスマスの日中は、家族や友人と共に過ごしている。

しかし、何もかもが順調であったわけではない。リンジーは短い入所期間中も、何かとタブロイドを賑わせた。

リンジーは保護観察期間中の違反行為が発覚した時点で運転免許を取り上げられていたが、11月末にロサンゼルスの保護観察局とDMVから返却された。だが、リハビリ施設は、大勢のパパラッチに追い掛け回されるため、車を運転するのは危険だと判断。運転したいリンジーは、パパラッチ全員を対象とした接近禁止令を取得しようと動いていると報じられた。

12月末には、リンジーが施設のスタッフに対し暴力を振るったという通報があり、警察が駆けつける騒ぎとなった。なお、リンジーは逮捕されてはおらず、逆にスタッフの方が「勝手にメディアの取材を受けた」「患者のプライバシーを守らなかった」ことを理由に施設から解雇されている。

無事に出所できたリンジーだが、2011年2月25日に再度、出廷するよう命じられている。さらに、それまでに行われる可能性のある抜き打ち薬物検査で陽性反応が出た場合は、問答無用で180日の禁固刑を受けることが決定している。

リンジーは12月31日の夜、Twitterで「今日という日は、これからの人生にとって記念すべき最初の一日となるわ」とツイート。マハトマ・ガンジーの「未来はわれわれの現在の行動にかかっている」という名言を引用しながら「これからは、一歩一歩進んでいくわ」と、2011年に向けての抱負を語った。
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